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南国の学校で、花に癒されながら暮らすという贅沢

サワディーカー!タイ・サムットプラカーンに派遣中の中須賀由香里です。

私の派遣先校はとても広く、ぐるっと一周歩くだけでも30分ほどかかります。その広い敷地には緑や花があふれ、南国ならではの色鮮やかな植物がたくさん。日本ではあまり見かけない花も多く、校内を歩くたびに心がフッと軽くなるような癒やしを感じます。

よく目にするのが、プルメリア。白やピンクの花びらが風に揺れる姿は、本当に息をのむほど美しく、見ているだけで気持ちが和らぎます。

ふと足を止めてしまう花、プルメリア

ハイビスカスもあちこちに咲いています。派遣先校の先生から「白いハイビスカスは珍しいんですよ」と教えてもらってからは、見つけるたびにちょっと得した気分になります。

校内で出会った、色違いの美しいハイビスカス

校内を歩いていると、かわいらしい花が次々と目に入るので、気づけば写真フォルダは花の写真でいっぱいです。

つい写真を撮りたくなる校内の花

派遣先校には仏さまがお祀りされている場所があり、そこにはマーライ(タイの花輪)やバイトゥーイ(パンダンリーフ)で作られた花飾りが時折供えられていて、見ると自然と心が落ち着きます。

タイの伝統を感じる花飾り(マーライとバイトゥーイ)

そしてある日、ふと見上げた先に、私の大好きないちじくの木を見つけました。

「いつ熟して食べられるんだろう?」と毎日のように気にして見ていたのですが、いっこうに収穫する気配がありません。不思議に思って現地の日本語の先生に聞いてみると、「タイではいちじくは食べないんですよ」とのこと。

えーー、私なら絶対食べたいのに……!と心の中で思わず叫んでしまいました。

毎日気になって見上げてしまう、いちじくの木

でも、タイにはマンゴーやランブータン(ライチに似た東南アジアの熱帯果実)等、美味しいフルーツが本当にたくさんあります。きっとそちらのほうが身近で人気だから、いちじくは食べる機会が少ないのかもしれません。

広い敷地を歩くだけでも、たくさんの花や植物に出会えて心が満たされる。そんな魅力がつまったこの学校が、私はとても大好きです。

Writer
タイ サムットプラカーン
中須賀 由香里さん

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