こんにちは!西ジャワ州西バンドン県に派遣中の長友久美子です。
11月、派遣先校で3日間にわたり文化祭と創立記念のイベントが行われました。今年の文化祭のテーマは「言語と文化の多様性」。校長先生の挨拶に続き、インドネシア語・英語・スンダ語・日本語・韓国語・アラビア語の順で先生方があいさつをしました。私は急きょ日本語でお祝いの言葉を述べることになり、あわてましたが、生徒たちの笑顔に緊張もほぐれました。この日は「インドネシア教師の日」でもあり、功績のあった先生方が表彰され、全員で記念撮影をしました。
その後、六つの言語に分かれて発表が行われました。私は日本語スピーチ部門の審査員として参加し、生徒たちの思いのこもった発表に耳を傾けました。今年の全国テーマは「食べ物」。西ジャワ州の料理について、生徒たちは自作のスライドを用いて丁寧に発表してくれました。紹介された食べ物はすべて味わってから帰国しようと思います!
午後にはコスプレ大会が行われ、K-popと日本のアニメを題材にしたクラスが多く、細部まで工夫のある演出に私は何度も感嘆しました。
イベント最終日は派遣先校の創立記念日で、ガムラン(インドネシアの打楽器合奏音楽)やアンクルン(竹製の打楽器)、ギターの合同演奏と伝統舞踊が披露され、会場は一層華やぎました。合唱やダンス、ミュージカル劇が続き、初日のスピーチ大会の表彰式もこの場で行われました。
午後からは歌手やバンドのステージがあり、どしゃぶりの中でも生徒たちは全身で音楽を楽しんでいました。雨までも演出に感じるほどのエネルギーに私は圧倒されるばかりでした。
3日間をとおして最も心に残ったことは、生徒たちの素直さと礼儀正しさ、そして「楽しむ力」です。発表者だけでなく、客席にいる生徒たちも声がかかると、ためらうことなくステージへ向かい、自分の考えや感想をしっかり言葉にします。先生方も生徒に負けない朗らかさで、学校全体が一つになって盛り上がる空気の中に、温かい文化が息づいていると強く感じました。














