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ムアン ナコーンシータマラート学校での文字に関する取り組み

サワディーカー(こんにちは)。タイ・ナコーンシータマラートに派遣されております安部祥子です。

この記事を書いている12月上旬の現在、私の活動するタイ南部のナコーンシータマラートは最低気温20度、最高気温30度前後となっており、人生で初めて暑い冬を経験しております。また、現在タイ南部は雨季です。11月下旬には豪雨の影響で、数日派遣先校が休校となりました。日本でも報道がありますように、私の派遣地のさらに南の方は洪水が起き、甚大な被害が出ていました。

さて、本日は授業で文字を取り扱う時の様子や、NP(日本語パートナーズ)として工夫していることを紹介したいと思います。

主に日本語専攻クラスの授業になりますが、新しい文字を勉強する時には、NPである私は以下の2つのことを行っています。

空書で書き順を確認

生徒の前に立ち、その日新しく勉強する字の書き順を確認します。その際、私は日本から持参した野球グッズのペンライトを持ち、画数を声に出しながら生徒と一緒に空書を行います。

初めて漢字を勉強した記念に筆ペンで書いてみました

書き順を確認した後、生徒は各自漢字を書きます。私は生徒の書いた字をチェックします。その際に、その生徒が上手に書くことができている字に「きれいです」、「上手です」と言いながら花丸をつけています。タイ語には日本語の「きれい」に発音が似ている単語があります。その単語の意味が日本語の「きれい」とは全く逆の意味になるので、私が「きれいですね」と言うと、生徒から笑いが起きます。

文化紹介の際に日本語を書く活動を取り入れたこともあります。日本語選択クラスや日本語クラブの生徒は、ひらがなを勉強していない生徒がほとんどです。その際には、書き順を確認→なぞって練習→自分で書くという流れにしました。

折り鶴の文化紹介の際、大切な言葉として「平和・へいわ」を紹介
年賀状作成にあたり、宛先や学校名、名前を練習

驚いたのは、タイの生徒の日本語の文字を書くことの上手さです。現地の日本語の先生にそのことを伝えると、「タイ人の生徒は見て書くことが上手なんです」とのことでした。本当にそのとおりです。

これからも生徒が覚えられるように文字学習のサポートをしていきたいと思います。

字の形を意識してほしいという思いから、塩を使って立体的な字を書くことに挑戦
(ソルトペインティング)
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