最新情報はこちら 最新情報はこちら

トイレの言葉から始まった友情

みなさま、こんにちは!タイ・バンコクに派遣中の長谷川厚子です。

私は11月迄毎週日曜日タイ語学校に通っていました。こちらの学校ではいつもきれいにお掃除をしてくださるパーシーさんがいます。最初は「サワディーカー」(タイ語でおはようございます)と挨拶だけをしていました。

タイ語学校のパーシーさん

ある日トイレの順番待ちをしている時、近くにパーシーさんがいたので日本語を覚えてもらおうと思いトイレを指さしながら「ホンナム ニ パーサー イープン」(日本語でトイレ)とタイ語で話してみました。パーシーさんは日本人と話すのが初めてで驚いていました。毎週会う度に私は日本語で「トイレ」と話すので手のひらにタイ語で「トイレ」と書き日本語で返してくれました。パーシーさんとお話しができるのは授業の途中10分の休憩時間だけです。

日本語を話してくれるパーシーさん

始めは言葉で日本語を覚えてもらっていましたが、なかなか難しいです。私の派遣先校で日本語を初めて勉強する生徒に現地の日本語の先生はローマ字を使っていることを思い出しました。私もパーシーさんに日本語の単語をローマ字で書いて渡しました。すると日本語を話すことができてとても喜んでくれました。

日本語を覚えるパーシーさん

タイ語学校も11月で終了になりました。最後の日パーシーさんから手紙と貴重な硬貨、西暦1974年今から51年前の物をいただきました。

手紙と貴重な硬貨
手紙の内容

その硬貨はいつもパーシーさんが自分のお守りとして大切に持ち歩いていた物だと思います。私は感動しました。パーシーさんとはトイレの待ち時間に、日本語で「トイレ」と話したことがきっかけで今はとても大切な人になりました。またタイに来た時はこのコインを持ってパーシーさんとの再会を実現したいと思いました。

Writer
タイ バンコク
長谷川 厚子さん

この人の書いた他の記事

タイの記事

よく読まれている記事

PAGE TOP