Mabuhay!(フィリピノ語で「ようこそ」「こんにちは」等歓迎や祝福の挨拶)
フィリピン・ベンゲットに派遣されているみなみです。
派遣先校の日本語授業の様子をお伝えします。私の派遣先校では、日本語の学習内容に関連する文化紹介を授業に取り入れる工夫がされています。実際に行った中で盛り上がった活動を3つ紹介します。
1つ目は、七夕です。「~したい」「~になりたい」という表現を学ぶ授業の後に、七夕を紹介し、短冊に願い事を書く体験をしました。生徒は、折り紙で作った短冊に自分の夢や願いを日本語で書いて笹に掛けました。笹には「弁護士になりたい」「幸せになりたい」「日本に行きたい」等個性あふれる願いの短冊が並び、クラスに今も飾ってくれています。
2つ目は、日本の夏休みの紹介です。休みの予定を話す表現を学ぶ授業の後に、日本の夏休みとして、部活の合宿、夏祭りと盆踊り、ラジオ体操、花火大会を紹介しました。生徒はフィリピンとの違いや共通点を探しながら興味深く聞いてくれ、特に日本の夏祭りにいつか行きたいという感想が挙がりました。最後にはラジオ体操に初挑戦しました。皆とても上手で、「ご褒美」として出席スタンプ代わりの日本のシールを配ると大変喜んでくれました。
3つ目は、食文化紹介です。生徒が普段の食事について話す授業の後で、私も同じ表現を用いて日本の朝食とお弁当の紹介をしました。特に、タコウインナー、キャラ弁等お弁当の工夫を紹介したところ、歓声が上がりました。プレゼン後、現地の日本語の先生の提案で、自分の理想のキャラ弁を絵に描くという楽しい活動もできました。
その授業の最後には、おにぎりを作って食べました。おいしい三角おにぎりのコツを紹介し、派遣先校で炊いた炊き立てごはんと好きな具材を用いて、掌で転がす握り方に挑戦してもらいました。食べる前後の「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶を含め、日本の食を作るところから食べるところまで体験してもらうことができました。
これからも、文化紹介をうまく授業に融合させ楽しく学べる工夫をしたいです。
















