Selamat siang!(インドネシア語でこんにちは)
ジャカルタ首都圏に派遣中の樋口千春です。
ジャカルタに、日本語でミュージカルを上演するSHiN DORAMA PROJECTという演劇プロジェクトがあります。毎回オリジナル作品を上演し、キャストは全員インドネシア人で、毎年オーディションで選ばれます。劇中歌ももちろんオリジナルで、舞台美術や音響等もすべて自分たちで手がけています。
2月の公演に向けた稽古を、同期のNP(日本語パートナーズ)と一緒に見学させてもらいました。私たちが見学に行った時は、公演の1か月前。音響や舞台装置の転換も本番さながらに行う、グランドリハーサルが行われていました。
皆さんとても日本語が流暢だったのですが、休憩中にお話しした役者さんは、日本語学習歴20年。普段はフリーランスで日本語講師や通訳の仕事をしているそうです。子どもの頃から日本のアニメが大好きで、日本に留学した経験もあるとのこと。この方は日本人かと勘違いするほど仕草も日本人らしかったのですが、経歴を聞いて納得しました。
脚本は日本人の主宰者の方が日本の近現代を舞台に執筆しており、日本の文化や風習、社会問題等がストーリーのベースになっています。日本や日本人をよく知らないと演じるのは難しいのでは?と思ったのですが、「日本語でセリフを言い、日本人を演じていると、日本のわびさび等、日本人の気持ちや感覚が分かってくると言う役者もいる」と主宰者の方から聞き、なるほどなぁと思いました。この方はかつてインドネシアで日本語教師をしており、より実践的に使える日本語を学んでもらいたいという思いから、演劇を通して語学を学ぶという手法を取り入れたことが、この活動の始まりだったそうです。
2月に上演されるのは「Hey Old Friends, Let’s Go To The Hospital!(今日も元気だ、病院集合!)」。チケットは発売から4日間で完売し、追加公演も決定するという人気ぶりです。
インドネシアの人たちが演じる「日本」。どんな舞台になるのか、本番がとても楽しみです。















