サワディーカー!タイ・サムットプラカーンに派遣されていた中須賀由香里です。
パートナーズの声が掲載される頃にはすでに帰国しているため、今回が派遣地からの最後の寄稿となります。約10か月の派遣期間を振り返ると、出会いや出来事にあふれ、一言では語り尽くせないほどたくさんの思い出ができました。最後は、派遣先校の日本語教師、オーム先生の出家式に参加させていただいた体験をお伝えします。
派遣先校には7名の日本語教師がいますが、そのうちの1人であるオーム先生が出家されることになり、先生の故郷コーンケーンへ向かいました。タイでは、息子が出家し仏門に入ることで家族に大きな功徳がもたらされると考えられており、出家式は人生の中でも特に大切な儀式の一つです。先生の運転で約7時間かけて到着し、初日はご自宅へ温かく迎えていただきました。
2日目は剃髪の後、町を巡るパレードが行われました。副校長先生や他学科の先生方、教え子たちも遠方から駆けつけ、町全体で先生の門出を祝います。先生は車に乗り、花の形に包まれたお金をまきながら町内を何周もしました。私たちは生演奏が流れるバストラックの後に続き、イサーン(タイ東北部)のダンスを踊りながら練り歩きました。夜まで続いたダンスとカラオケは、喜びに満ちあふれていました。
3日目はいよいよ出家の日。寺院で厳かな儀式が行われ、その後皆でおまいりをしました。
袈裟をまとったオーム先生の凛とした姿からは、全てを背負う覚悟が感じられ、心を打たれました。
こんな貴重な体験をさせていただけたのも、この派遣先校に着任し、先生方が家族のように迎え入れてくださったからこそ。支えてくれた先生方や生徒たちの温かさは、一生忘れることができません。日本語パートナーズとして過ごした約10か月は、多くの学びと気づきを与えてくれたかけがえのない時間でした。出会えたすべての皆様に、心から感謝しています。本当にありがとうございました。


















