スラマッシアン!(インドネシア語で「こんにちは」)
インドネシア・中部ジャワ州のテガル県に派遣されている荒川水紀です。
「好きなインドネシアの食べ物はなんですか?」
これは、インドネシアに住んでいて1番聞かれる質問です。肉料理のbebek bakar、海鮮料理のgerame asam、テガル県名物の甘いlatopia等、私はいつもその日の気分で答えています。
しかし、本当は私の中の1位は決まっています。ただ、説明するのが難しいのでいつも言いません。それは何かというと、学校では先生であり、家では母として過ごす人たちが作る「母の味」です。
日本でもインドネシアでも、母の味に勝るものはありません。レストランやwarung(インドネシアの屋台)ももちろん美味しいのですが、母たちの手料理には不思議な温かさや優しさがあります。
例えば、私が「インドネシアの母」と呼んでいるTitik先生が作ってくれた揚げ餃子です。中にはお肉とチーズが入っています。しかし、私の好きなインドネシア料理の中に揚げ餃子は入りません。なぜなら、Titik先生の作る揚げ餃子が美味しいのであって、お店の揚げ餃子とは違うからです。下の写真が、その揚げ餃子です。前の日に先生が分けてくれた1個を食べて、思わず「美味しい!」と叫びました。すると次の日、朝ごはんとして15個作ってきてくれたのです。朝から幸せでしたが、その後血糖値が爆上がりしてしまい、この後の記憶はあまりありません。
そして「母の味」の中でも特に美味しかったのは、Liza先生が作ってくれた海鮮料理です。
若い先生たちが月に1回女子会を開くのですが、そこで先生が作ってくれました。
どうして説明が難しいかというと、料理に名前がないからです。母料理あるあるですね。
名付けるなら、「シーフードをたくさん入れて、すごく混ぜたやつ」でしょうか。
バナナの葉の上に料理をのせて、手で食べます。これが、さらにおいしさを倍増させてくれます。
インドネシア生活も、残り2か月を切りました。残り少ないインドネシア生活の中で、料理の味と一緒に、この国でもらった優しさをしっかり覚えて帰りたいと思います。














