サワディーカー! タイのコーンケーンに派遣されている飯高富海子です。
NP(日本語パートナーズ)活動を振り返って一言でいうなら「自分アップデート」でしょうか。振り返ると、中間研修(NPが中間報告をするためにバンコクに集まる)時に、あるNPが「私の彼がね。全部手伝ってくれて、本当に助かった」と言っているのを耳にして、「彼?」と一瞬驚いたものの、その後「彼って生成AIよ」ということばが続いて、思わず笑ってしまったことを思い出します。そして、これはある意味私たちNPの孤軍奮闘ぶりを表すエピソードではないかと思うのです。現地では何かトラブルがあるとまずは自分で解決しなければなりません。私もパソコン操作等生成AIにはかなり相談に乗ってもらいました。日本にいれば、近くの同僚にすぐ助けを求めていた私ですから、この派遣を通して自分を随分アップデートできたと思います。
さて、この派遣で心に残った活動を2つご紹介します。1つはタイと日本の高校生の文化交流です。日本で勤務していた埼玉県川越市の山村学園高等学校1年生とタイの高校3年生との交流です。メール交換でウォーミングアップした後、学校紹介や体育祭等の動画をお互いに作成して交換し、後日感想シートを送り合うという交流です。日本からは「仏教の授業がある」「学食が外で大きい」「実用的な授業が多い」等たくさんの文化的気づきを記入したワークシートが届きました。
もう一つは葛飾北斎の「凱風快晴(赤富士)」を題材に高校1年生と2年生全員で作成した「巨大ちぎり絵」です。作品は縦2.4メートル、横3.4メートルの大作で、生徒一人ひとりが1枚ずつ担当し全81枚をつなげて完成しました。また、移動できるように折り畳み式にしました。誰か一人でも作品を仕上げないと全体図が完成しないドキドキ感がありましたが、完成した作品を前に生徒たちが達成感に満ちた顔をしているのを見て、日本文化を「一緒に作る」喜びを感じました。日本人が愛する富士山がタイの生徒の心の中にずっと残ることを願っています。















