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スンダの人々に教わったこと

こんにちは。西ジャワ州バンドン市派遣の坂田恵子です。

私がこの派遣で最も心に残ったのは、インドネシアの人々の無償の優しさです。

バンドン市はインドネシア第3の都市で、スンダ文化(ジャワ島西部に居住するスンダ人が築いた、調和と自然への感謝を重んじる文化)が根付く地域です。交通量が非常に多く、3kmの移動に車で20〜30分かかることも珍しくありません。徒歩で道を渡るのは大変で、最初の一歩が踏み出せず困ってしまうことが何度もありました。そんな時、必ず誰かが助けてくれました。バイクが先導してくれたり、知らない人が両側に立ってガードしてくれたり、後ろからクラクションを鳴らされても車を止めて渡らせてくれたりしました。皆、何も言わずただ当然のように、そこにいて気遣ってくれました。

ある日、派遣先校の前の交通量の多い道で立ち尽くしていると、突然車の流れが止まりました。遠くを見ると、生徒たちが車を止めてくれていたのです。私が渡り切るまで見守り、お礼を言おうとした時にはもう姿がありませんでした。多くの人が、私がTerima kasih(ありがとう)と言う間もなく立ち去っていきました。「困っていたら助けるのが当たり前」という文化を、暮らしの中で深く実感しました。

派遣先校でも、掲示物を貼っていると生徒が必ず「手伝います」と声をかけてくれ、道に迷えば周囲の人が皆で教えてくれました。いつでも、どこでも、誰にでも無償の優しさを向けられる人々の姿に触れられたことは、私にとって大きな学びでした。

心に残ったバンドン市の空

また、スンダ人は笑顔を絶やしません。いつでも、とびきりの笑顔を見せてくれます。道で目が合えばにっこりと微笑み、「困っていたら助ける、いつも笑顔、それがスンダ人さ」と誇らしげに語ります。その生き方に触れられたことは、私の宝物となりました。

Writer
インドネシア 西ジャワ州
坂田 恵子さん

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