みなさん、Xin Chào!(シンチャオ、ベトナム語でこんにちは)
ベトナム・Quy Nhon(クイニョン)に派遣中の坪井綾子です。
ベトナムでは2月中旬、「テト」と呼ばれる旧暦のお正月を迎えます。ベトナム人にとって、最も大切な行事。日本のお正月とは、熱の入れ方が全く違います。
テトが近づくと街の雰囲気が、がらりと変わります。通りの両側には花屋が並び、北部からはピンクの桃の花、南部からは黄色い花が運ばれてきます。街全体が花市場のようになり、とても華やかです。家族で枝ぶりを選び、大きな鉢をバイクの後ろにくくりつけて運ぶ光景もベトナムならでは。
大晦日の夜には、クイニョンの海岸でも花火が打ち上げられました。多くの人が集まり、皆で空を見上げます。私は砂浜に寝転びながら、空いっぱいに広がる花火と海に映る光を眺めました。
元旦には家族でお寺にお参りし、夜には親戚が集まって新年の挨拶をします。子どもたちは「リーシー」と呼ばれる赤いお年玉袋を手に笑顔です。
テトに欠かせない料理が「バインチュン」というお餅。もち米や豆、豚肉等を葉で包み、長時間煮て作る伝統料理です。私は生徒の家に招かれ、このバインチュンを糸で切る方法を教えてもらい、実際に挑戦しました。上手に切ることができ、もうすっかりベトナム人の仲間入りです。
ベトナムに住んで、私は昭和の日本が懐かしくなりました。少し手間はかかるけれど、家族や人とのつながりを大切にする温かさでいっぱい。皆さんにも、「本気のテト」をぜひ味わってみてほしいです。











