こんにちは。西ジャワ州バンドン県のレンバン(Lembang)で活動をしています田口綾子です。私が滞在する町について紹介します。
インドネシアは常夏の国で一年中真夏の暑さと思っていましたが、ここに来てそのイメージは一変しました。
ここレンバンは、西ジャワ州の州都バンドンから北へ車で坂道を登り続けること約1時間。標高の高いところに位置し、涼しく過ごしやすい地域です。エアコンはなく、昼間は窓を開けて風を感じながら生活ができます。1日の気温は17℃から25℃ぐらいで、朝晩や雨が降ると肌寒く感じ、まるで日本の初夏のようでインドネシアとは思えません。
派遣先校のカウンターパート(CP)の先生より、西ジャワの伝統的な甘い飲み物で、ココナッツミルクを使ったバジグルと、生姜を使ったバンドレックという温かい飲み物を紹介して頂きました。どちらも手軽なインスタントタイプを購入することができ、肌寒く感じるときはそれらを飲んで体を温めています。
自然豊かで火山や温泉などの観光地も多く、避暑地として多くの観光客がここに訪れます。休日は大渋滞になるので、レンバンの皆さんは、週末の早朝など混まない時間帯や、平日のお休みなどに観光しているようでした。私も平日の空いた時間にCP先生に温泉に連れて行っていただきました。「ここの温泉はあの火山から湧き出ていてね、肌がツルツルになるのよ」とプールのような湯船に浸かりながら会話をし、のんびり過ごす時間は日本の温泉と同じようです。
暑いと思っていたインドネシア。地域により気候や文化が違いました。生活してみると日本と似ている文化もあり、レンバンの皆さんと文化の違いや共通点について話すこともここで過ごす楽しみのひとつとなりました。