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文化紹介の向こうにあるもの

バンコクの学校に派遣されて約1か月。日々の学校生活にも慣れ、文化紹介の授業も少しずつスタートしているところです。

私の派遣先校では、週1回2時間のM5(高校2年生)での授業と、週1回1時間のM1(中学校1年生)~M6(高校3年生)の日本語クラブが文化紹介を行う場として設定されています。最近では、折り紙、紙かぶと、てるてるぼうず、ドラえもんなどをテーマに行いました。折り紙には少々苦戦したものの、かぶと作りはあっという間にクリア。互いの記念撮影で盛り上がりました。てるてるぼうず作りでは、タイと日本の気候や雨の降り方の違いを説明することで、その意味を理解してもらえたようでした。アニメ「一休さん」のエンディングから、てるてるぼうずを知っているなど、日本のアニメの影響力を改めて実感しました。

兜をかぶって教室で撮影した集合写真
みんなでポーズ!
てるてるぼうずをぶら下げる生徒たちの写真
明日、晴れるかな?
生徒が描いたドラえもんの絵の写真
個性にあふれています

ところで、ある日一人の女子生徒に何気なく質問をしてみました。「タイのコンビニの入口には、なぜ犬が寝ているの?」特に答えを求めたわけではありません。すると、こんな答えが返ってきたのです。「野良犬は他に行くところがないからです」タイの方々の優しい感じ方や考え方に触れた気がしました。

今は体験を通して楽しんでもらうことで精一杯の文化紹介。帰任までには、目に見えるもの以外にも、日本人の感性やものの見方に少しでも触れられるような文化紹介ができればと思っています。

Writer
タイ バンコク
高橋 洋之さん

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