Xin chào(こんにちは)!私たちベトナム8期は、任期を終え6月3日に帰国しました。
ノイバイ空港から深夜便で出発し、成田を経由して自宅に着いたときは、私自身「もぬけの殻」状態でした。翌日も何もする気が起きず、2~3日、ぼ~っとしていました。ハノイで生活したことが夢かと思うほどでしたが、ときおり送られてくる現地からのメッセージや、Facebookの記事、膨大な写真は、現実だという証拠です。
今回は、派遣先校でお世話になったCP先生(カウンターパートの先生)についてご紹介します。私の派遣先校は、ゴーシーリエン中学校(生徒数約3100人中、日本語学習者約400人)と、フォンマイ中学校(生徒数約1200人中、日本語学習者約200人)でした。ゴーシーリエン中学校のCP先生は、トゥイ先生。フォンマイ中学校のCP先生は、同じくトゥイ先生とニュン先生です。
お二人とも「日本語の先生」として長らく勤務し、2校を兼任されていました。お聞きしたいことはたくさんあったのですが、授業が終わったら次の学校へと移動しなければなりません。(後から聞いた話ですが、ハノイの中学校に勤める「日本語の先生」は、非常勤の方がほとんどだそうです。)学校での打ち合わせの時間はあまり取れないので、授業と授業の間の5分間をフルで使い、打ち合わせをしていました。後はzalo(ザロ)というLINEのようなアプリを使っていました。
またトゥイ先生は、家庭では、9歳のKhang君、3歳のBach君の母親で、ニュン先生も、中学校3年生(受験生)のMinh君の母親として、忙しい毎日を送っています。私も子育て時期の仕事との両立の大変さは経験済みなので、バイクでたくましく通勤し、家庭と仕事の両立をしている先生方に、おこがましくも娘のような、同士のような気持ちを抱きました。
学校での時間がなかなか取れないことから、お二人のお宅にお邪魔し、打ち合わせをしたこともあります。先生のプライベートな時間・空間なので少し心配しましたが、私が行くことをとても喜んでくださったので、嬉しかったです。私にとっては、ご家族とも一緒に食事ができ、ベトナムの家庭生活を見ることができたので、とても貴重な時間となりました。
ニュン先生のご家族と
トゥイ先生のお子さんたちと
手土産は何にしようかと悩みましたが、トゥイ先生には具だくさんの日本テイストのカレー、ニュン先生には好物の茶碗蒸しを作って持って行きました。お二人とも、大変喜んでくれました。優しい気配り上手の二人のCP先生のおかげで、私も楽しく授業をすることができました。また、中学校の校長先生を始め、学校スタッフの方々もとても親切でした。コロナ下で活動時間の短い私たちのことを「いつものように歓迎の会を開けなくてごめんね。」と気遣ってくださる先生もおられました。
こうして日本から、海の向こうのベトナムの人々のことを思うにつれ、懐かしさと温かさが心にあふれてきます。みなさんのことは、今でも私の心の中にあります。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。Cảm ơn rất nhiều.