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タイの学校図書館イベントにビックリ

タイ10期NP(日本語パートナーズ)としてスパンブリーという地方都市に派遣されている岩谷と申します。先日見学した派遣先校の図書館イベントに感銘をうけたのでご報告したいと思います。

「としょかんでイベントやってます、せんせい、いきませんか」と誘いに来てくれたのは顔なじみのM5(高校2年生)の生徒。図書館のイベントというから読書奨励モノかな?と思いながらついて行きましたが、内容を知ってビックリです。それは日本でも広く知られるようになったLGBT、つまりセクシュアリティの多様性に関する一種の啓蒙イベントだったのです。

6月は世界的にプライド月間なんですね

日本で性の多様性に関する啓蒙などというと、それだけで身構えてしまう人も未だ少なくありませんが、タイの学校のイベントはまことに気楽で自由なムード。占いやゲームにはしゃいだり写真を撮り合って笑ったりしながら、多様なセクシュアリティを当たり前に受け入れる「自然さ」が中高生の頃から養われていくのかと感じ、初めのうちはビックリしていた私もしまいには感動していました。学校の図書館でこんなに肩肘張らない、楽しい、自由なLGBTイベントがあるとは!私自身も「デミセクシュアル」という初めて聞く言葉をこのイベントで勉強させてもらいました。

デミセクシュアル、ご存知でしたか?

タイの中等教育学校ではM1(日本の中学1年)からM6(同、高校3年)までの生徒が学んでいます。そんな学校の図書館で性の多様性に関するイベントを開催。日本ではちょっと考えられないでしょうが、こうしてタイと日本の教育風土の差を現場で体験できるのも日本語パートナーズだからこそ。これからも驚きと感動の経験がたくさんありそうでワクワクしています。

誘ってくれた生徒に感謝です!
Writer
タイ スパンブリー
岩谷 俊之さん

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