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“日本語パートナーズ”仲間

こんにちは。マレー語で「Selamat  petang(スラマッ プタン※2pm~6pm)」

パートナーズが関わる日常の授業、少し覗いてみませんか?

私の派遣校ではマレーシア教育省管掌の教科書を使い、カウンターパートとシラバスを確認した上で授業に入ります。

 

写真
マレーシア政府発行の日本語教科書

 

ここで私に期待されている事の1つは、授業に“日本文化・情報等”を上手く取込む事。

先日の2年生の授業。 「体の部位名」を学ぶ課。「かお、め、くち…」体全体を教材にして覚えていきます。 しかし簡単な内容ほど淡々と唱えるだけでは身につきません。

そこで日本伝承遊び『福笑い』を導入!「今から先生と私の顔を作ってくださいね」

2グループに分け代表者を目隠し。私が各部位のピースを見せ「これはなんですか?」、 見えている生徒達が「それは”め”です」と答え、代表者に「これは”め”です」と渡していきます。そこからは大運動会。 「みぎ!ひだり!うえ!した!ちがう!そこ!OK!ストップ!」と、教室にヒビが入らんばかりの歓声や悲鳴!もちろんその指示は日本語のみ。 その結果がこちら…

 

写真

 

カウンターパートの先生と私の「かお」どちらがよくできていますか(泣)?

 

『福笑い』の後、既習語彙を使い「~は~が~です(e.g.私は頭が痛いです)」の文型練習。私のオリジナル教材イラストを見た生徒が一言「福笑いのあさみさんみたいw」 文型は正しいので許しました。が、私の表情は間違いなく写真Ⓑでした。

 

教材イラストの写真

 

この様な日本文化等との融合、オリジナル教材作り等も活動の1つです。

あくまで私の一考えですが「実際 日本語を使って何ができる?」という場面設定を第一に、生徒の興味を引く工夫も必要です(英・マレー語の補足説明も要)。

この様な活動前例は、回を増す度に反省と共に豊富になります。派遣校に残す新たな教授例にもなります。日本語教育に関わる自分の財産にもなります。同時に、未来のパートナーズが少なくとも抱くであろう海外実践への不安を減らし、且つ糧になる事も願います。

ではマレーシアの教室より。「またお会いしましょう(Jumpa lagi ジュンパ ラギ)」

Writer
マレーシア ケダ州
古庄 麻見さん

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