先月は「キャラおにぎり」を紹介しましたが、今月はグエン・フエ高校の日本語クラブで、「和紙染め」をした様子を紹介します。
用意する物は、障子紙(日本から持ってきました)、絵の具、水、ロープ、洗濯ばさみです。
生徒たちには、和紙に触れて感じてもらい、自分で染めて世界にひとつだけのオリジナル作品(ブックカバー)をつくってもらいます。
まず、障子紙を切って、折り紙の要領で折りたたみます。それから、好きな色(明るい色)3色で染めて絞ります。最後に、広げてロープに吊って、干して乾かします。
ベトナムの教室の天井には、いくつも大きなファンが回っているので、もってこいでした。
男子生徒に頼んで、教室の端から端までロープを張ってもらい、
洗濯物のようにずら~りと並んだ作品を見ながら全員で感想を言いあったところ、
みんな、自分の作品が一番きれいだと思っていることがわかりました。
グエン・フエ高校は進学校ですが、学業だけでなく、スポーツや課外活動にも意欲的な学校です。
校風は意外とカジュアルで、生徒たちもユニークな人が多く、アイデアが豊富です。
「和紙染め」も、そんな生徒たちの個性が発揮されて、色とりどりの作品ができました。
終わった後で、ひとりの女子生徒が、家に持って帰ってお母さんにプレゼントすると話してくれました。
ステキなプレゼントができたね。
毎日のNP活動で、わたしは生徒たちの喜ぶ顔を見たときが、一番うれしいです!