「楽しそうだから」「私でもできるから」。そんな軽い気持ちで“南中ソーラン”をすることに決め、企画してから2か月。すでに私は色んな場所で南中ソーランをしています。私は南中ソーランのためにフィリピンへ来たのか、という程です。
私は南中ソーランのプロではありません。書道の、巻き寿司の、茶道の、折り紙の、着付けのプロでもない、私はただ“日本人”というだけです。でも、学生に伝えたいことがたくさんあってここに来ました。そんな私ですが、日本が大好きでしかたない!という学生と一緒に、自分自身も学びながら「とりあえずやってみる!」という気持ちでチャレンジするうちに、それがどれだけ大切なのかということに気づきました。
異国にいると、他にも気づくことはたくさんあります。日本の素晴らしいところも、日本人が失くしてしまったのかなと思うところも。それから、自分自身の心の変化を感じ、帰国まで自分はどんなことができるのか、ワクワクしています。あと1,2年は活動したいな、なんて思いながら、残りのフィリピンでの生活を楽しみます。
私の派遣期間も残すところ4ヵ月を切りました。新しい場所、人、環境、全てを吸収しようとする時間は、あっと言う間に過ぎてしまいました。後半は、その吸収したものを自分の形で返していければいいなと思います。そして、最後までこだわりを持ってやり抜く、これが私の目標です。