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わたしの見たインドネシア

私の見て感じた印象の強かったものを三つ選んで紹介します。

1.にせさつ
インドネシアの朝は早く、まだ暗いうちから登校の用意をします。その日も、部屋の明かりをつけて用意をしていると、突然電気が消えました。「停電」と思って外を見ると、他の住居からは明かりが漏れています。「なんでうちだけ」と不審に思いながら明けるのを待ちました。実は、この住居の電気はプリベイド方式を採用しており、予め電力メーターに残高を補充しなければならなかったようです。
明るくなり、もう一つ気づいたことがあります。それを発見した時、心臓の音が高鳴りました。「10万ルピア紙幣の角に○があるものとないものがある」。そんなものが、一枚二枚と増えていきます。「にせさつ」かと思いあれこれ考えて相談したところ、ここの紙幣は造る年などで若干パターンが変わるそうです。

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パターンが異なる10万ルピア紙幣、すべてパターンが違います

2.洪水とごみ
雨が多くよく洪水になります。バスを降りれば、そこは洪水ということもあります。立ち往生にならないよう「出かける時は忘れずに。傘とビーチサンダル」と思いました。

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バス停の先

洪水の原因の一つは、ゴミが排水機構に詰まることにあるようです。これを解消するために色々な市民活動があり、私もビオポリやゴミ拾いに参加しました。
インドネシアを良くしたいという市民の想いが熱く伝わりました。

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ゴミ拾いイベント

3.大和チビノン祭り
私たちNP(日本語パートナーズ)有志が、「私たちが派遣先で生徒のためにできることは何か」を話し合い、企画して実現した文化イベントです。NP14人と生徒等約300人が参加しました。私たちは職業体験や和太鼓などを披露、生徒たちはサムライショーを披露しました。「インドネシアおもてなし武将隊」と名乗る彼らの鎧はすべて自作です。

授業を通してわかったことは、みんなインドネシアが大好きということ。生徒が遅刻して受けた罰は、みんなの前で歌うこと。彼の選曲は、国歌「インドネシア・ラヤ」。彼が歌うとクラス全員が歌いだし、即席で国旗を作って振り出します。みんな笑顔一杯で楽しそうです。そんなインドネシア、私も大好きです。

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和太鼓 
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インドネシアおもてなし武将隊
Writer
インドネシア 西ジャワ州
森山 賢一さん

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