ビンズオン省北部担当の阿部道弘です。4月15日(金)チン・ホワイ・ドゥック(略称THD)中学校で、授業終了後の午後 学校の大会議室で「けん玉大会」(以下、大会)を行いました。
6,7年生各3クラス、合計6クラスから、それぞれ2名の代表選手が出て、個人戦ではありますが、クラス対抗戦のような雰囲気の大会となりました。
種目は以下の2種目。
1)一定の時間に けん玉のお皿に何回、玉が入るか、…この日は2分。
2) けん玉の技の美しさ。選考基準は人気の多寡。
1)では唯一200回の大台乗せを見せたK君がトップとなりました。
2)では華麗なけん玉さばきを見せたTD君が、拍手多数となりました。
上位選手のけん玉さばきは、実に見事なもので、応援に回ったクラスの人達は驚嘆の目で各選手の技に見とれていました。
この日、CP(カウンターパート)のチン先生が用意したのは、映像と、選手一覧表でした。はじめにけん玉を楽しむ人のビデオの紹介があり、次に選手名が紹介されました。一覧表には、一戦ごとに各選手の成績が表示され、会場からはどよめきやため息が聞こえました。
この大会は、初めから意図して行ったものではありません。文化紹介の一環として行った、けん玉の紹介が、このような大会に発展した背景としては、1)けん玉をクラスに貸与したこと 2)けん玉に興味を持った生徒たちが現れたこと 3) 先生が技術向上を督励したこと、などが挙げられます。
学校に「けん玉旋風」が巻き起こりました。当初は、休憩時間、廊下で技比べ、という程度でしたが、話はどんどんエスカレートし、大会をやろうとなりました。
選手は全員男子でしたが、女子も審査員として活躍しました。また選手たちはクラスの女子の視線と激励に発奮したことは言うまでも有りません。巧者・名人の登場で楽しく、思い出いっぱいの一か月でした。