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導かれてきたような、その後の展開 ―70歳、見えてきた新たな地平―

派遣期間:2015年8月~2016年6月

私は、年齢制限ギリギリの69歳で日本語パートナーズ(NP)に応募し、ベトナムに派遣されました。その経験は、私のその後の人生に活力を与えてくれました。 NPに期待されていた2つのミッション、日本語学習のお手伝いと文化交流が、帰国後の人生のテーマとなり、ライフワークそのものとなったからです。

NP派遣当時、特記すべき出来事が2つありました。 1つ目は、カウンターパートの先生の日本語授業の素晴らしさに感激したことです。そんな授業が私にも出来るだろうかと自問し、日本語教育の奥深さを感じた私は、帰国後程なく日本語教師養成講座のドアをノックし、翌年には教壇に立つことにチャレンジしました。そして縁あって今年初めにベトナムの大学に招かれて、日本語指導をしました。教えることの奥深さを益々感じています。

2つ目は、プロの日本舞踊家兼茶道教授が派遣先校に来て、本物の伝統文化を紹介してくれたことです。ベトナムの地方都市においては過去に例のないイベントで、学校は熱狂に包まれ、地元のテレビ局の取材も受けました。 彼女から、海外との文化交流に情熱を持った伝統芸能継承者が数多くいるのに、それをアレンジし具体的な活動につなげるコーディネーターが少ないという現実を知らされました。そこで、私自身がその役を買って出ることになりました。 渡航費等を含めて殆どが自腹の「出前」文化紹介ですが、これまでに、海外渡航6回、訪問先(主に公立学校)は延べ18か所になりました。2018年の一部の活動は日本インドネシア国交樹立60周年記念事業に認定されました。 紹介したのは日本舞踊、津軽三味線、茶道、着付けなどの有資格者の芸です。各地で熱心な協力と温かい歓迎を受け、一つひとつが参加者にとって貴重な思い出となっています。

派遣後の活動のひとつ、伝統文化交流の記念写真
インドネシア・バリ島の大学にて、文化交流会(日本舞踊とバリダンス)
派遣後の活動のひとつ、三味線演奏披露の様子の写真
インドネシア・バリ島のホテルにて、津軽三味線三人の合奏
派遣後の活動のひとつ、日本舞踊披露の様子の写真
ハワイ・オアフ島の日本寺院にて、日本文化紹介(日本舞踊)

今年1月には、長く温めていた構想「サロンパーティ」の初回集会を行いました。これは国内での文化交流会で、分野は和洋問わず、プロからアマチュアまで幅広い方が参加しました。また、在留外国人にも参加を呼びかけ、自国の文化の紹介を頼んだところ、全員参加型に近い音楽と踊りの集いとなりました。 日本に留学しているベトナムの教え子たちも駆けつけてくれました。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け今はお休みですが、時が来たらまた開催したいと思っています。

今年の活動の様子の写真
「サロンパーティ」にて、タイ人によるドジョウ掬い踊り
今年の活動時の記念写真
「サロンパーティ」にて、ベトナム人留学生と記念写真
Writer
ベトナム ビンズオン
阿部 道弘さん

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