東ジャワ州に派遣されているNP(日本語パートナーズ)9名で、活動の集大成として「NP キャラバン」を行いました。このイベントは任期中の感謝の気持ちを伝え、生徒達に日本語を楽しんでもらうために企画したNP主体のイベントです。
「キャラバン」の名の通り、東ジャワの5つの都市(マラン、モジョクルト、バンギル、シドアルジョ、スラバヤ)をNPが訪問して、約30校の生徒と先生を招待しました。
地方の街に9人もの日本人が集結すること自体が大事件で、学校が休みの週末にも関わらず全6回の公演で合計約2,000人もの生徒達が見に来てくれました。
主な内容はインドネシアでは誰でも知っている「ドラえもん」や「おしん」などが登場する日本語劇と日本に関する○×ゲームです。生徒達も自発的に日本の歌やダンスカバーなどを披露してくれ、会場は毎回、黄色い声援と笑いに包まれました。
こうして大成功を収めたNPキャラバンですが、実は私達は任地が東ジャワ州という広範囲に渡っているため、普段は容易に会うことができません。事前の打ち合わせはメールのみで、初めて全員が揃ったのはなんとキャラバン前日の夜!そこから台本の読み合わせを行い、遅くまで練習をしました。そして当日、みんなで円陣を組み、気合いを入れていよいよスタート!!
こんなドキドキの連続で始まったキャラバンは、回を重ねるごとにアドリブも増え、面白いように生徒達も笑ってくれます。舞台袖で出番を待ちながら、あまりの芸達者ぶりに思わず吹き出してしまったほどです。
私達9人、個性豊かな最強のメンバーが集まり、自慢の結束力で駆け抜けた約8か月半。任期最後に東ジャワの各地を回り、NPは学校や地域に受け入れられ、愛されていることを実感したキャラバンでした。
「東ジャワの高校生、先生、みんなありがとう。これからもずっと友だちです!」*
Matur Suwun Jatim!(ジャワ語でありがとう。東ジャワ!)
*NPキャラバンのテーマ