ウタイターニ県はバンコクから北に約240km上った所にある小さい町です。昔からの街並みを守ろうとしていて、高層マンションやデパートはありません。基本、買い物は市場でなんでもそろいます。そして、ウタイターニに、日本人は私だけ。私の学生のほとんどが、日本人と接するのが初めての場所からスタートしました。
6月14日にM4~M6(高校1年生~高校3年生)の生徒とお好み焼きを作りました。生徒に聞いたところ、お好み焼きを食べたことがある人はいませんでした。ウタイターニに派遣されて一か月が経ちますが、日本には全然馴染みがない印象です。1週間前には、お好み焼きの写真と作り方を紹介しました。お好み焼きの具材については、各グループで決めてもらい、オリジナルを作ってもらうことにしました。当日の朝の時間、門の前で立っていると、生徒から「先生おなかが空きました」や、「今日楽しみです」と言ってもらい、私もワクワク。日本以外で日本食を作るのは私にとっても初体験です。
生徒たちが使用する具材で多かったのは、エビ、ベーコン、ソーセージでした。中には、お菓子を入れているグループも!各グループの個性が見えるお好み焼きになりました。少しびっくりしたのが、お好み焼きにケチャップを付けて食べていたことです。タイ人はケチャップが好きだそうです。M6(高校3年生)の授業は、生徒たちの休み時間が重なったこともあり、日本語学習者以外の生徒が教室にたくさん来てくれてにぎわっていました。片付けは最後までしっかりやってくれる生徒達。本当に素敵だと感じました。派遣されてまだ一か月ですが、学生達との距離が近くなった気がします。これからもたくさん日本の良い所を伝えていきたいです。