ビンズオン省北部派遣の阿部道弘です。5月20日フィン・ヴァン・ゲー(略称HVN)高校で文化紹介「日本の切手」を行いました。
HVN高校には10年生の日本語のクラスが3クラスあります。順番に「日本の切手」を紹介しました。進め方は次の通りです。各クラスは5つ又は6つのグループに分かれます。切手はその図柄の内容によって、予め①生き物(動物) ②植物 ③その他の3種類に区分けしました。3種類の切手は、それぞれ50枚~100枚程の枚数を1セットとし、各グループがどの種類の切手を取り扱うかは、「あみだくじ」方式によって決めました。あてがわれた切手セットの中から好きな切手、15枚前後を選んで、A4サイズの厚手の紙に整理して貼ってゆきます。どのグループも素晴らしい纏め方を見せてくれました。各グループの「作品」をご覧ください。
![写真](https://asiawa.jpf.go.jp/assets/uploads/sites/2/2016/06/541eb50468f143f32579e0c8636ee70b-e1467094465315.jpg)
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植物に葉っぱを書き足しています。
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あえて乱れた並べ方にして工夫しています。
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実は、この切手の紹介はいくつかの別の学校で以前に何回か行いましたが、整理の仕方や纏め方に関しては、試行錯誤を繰り返しました。上記の進め方はその都度改良を加えて、たどりついた一つの境地です。ポイントは整理の仕方を各グループに任せることでした。その結果、グループ毎にかなり味わいの異なる、斬新で楽しく、自由な発想に溢れた「作品」が出来上がりました。
私は切手のいわゆる「収集家」ではありませんが、郵便物に貼ってある切手を切り取って、溜めていました。ベトナムに赴任するとき、切手は日本紹介として使えるのではないかと思い、溜まった切手の一部を持ってゆきました。文化紹介としてどのように取り上げるのかについては、最初の頃は具体案がまったく思い浮かばず、お土産として配ったり、「賞品」の一部として差し上げたりしていました。
折り紙、書道、手作り絵葉書等の文化紹介を先行して行っているうちに、この切手を使う参加型の切手紹介が思い浮かびました。
この文化紹介は、私のベトナムの最後の授業参加となりました。忘れることのできない思い出深い一日です。