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初めての学校。初めての授業!

2016年8月4日、気温34度。前夜に降り続いた雨にも関わらず日中はクラクラする程蒸しています。
この日。ジョグジャカルタ国立第4高校(SMA4 Yogyakarta)に赴任し、初めてインドネシアの高校生たちと触れ合いました。ピンクや緑、クリーム色に塗られた校舎に入れば、私が通っていた高校と比べると少し小さめの教室が次々に並んでいます。それぞれ約35人の生徒が一つの教室で勉強をしています。クーラーを完備している高校は少なく、扇風機で各教室対応している場合が多いそうですが、SMA4 Yogyakartaももちろんその学校の一つ。最初は先生の授業の様子を教室の後ろで見学させて頂いていたのですが、正直、10分もしないうちに立ちくらみを起こしました(笑)派遣前研修でインドネシアの高校内の様子等を詳しく教えて頂き、分ったつもりでしたが、この暑さは、体感して初めて「理解」するものの一つと感じました。

予め用意しておいた簡単な自己紹介を終えると、私への(日本に対しての)質問コーナーです。驚いた事に、この質問コーナーで45分間の授業が全て潰れてしまいました。他のNP(日本語パートナーズ)に聞いても、ほとんどの高校で同様な状況の様でした。日本の高校で、もしTT(チームティーチング)*としてネイティブの先生が初めて授業に入った時に、こう言った状況は起こり得るでしょうか。生徒の積極性や、純粋さ、また授業を進めるよりも生徒からの質疑応答に時間を費やすと言う先生方の考え方は、日本のそれらとは少し違うのだなと感じています。

一日目。この現場を直に体感し終え、今後の活動で私がどのように力になれるのか、希望と責任を感じ取る事の出来る日となりました。来年の3月に活動を終える頃に、今日の日をどの様な気持ちで振り返り、インドネシアの皆さんと話し合えるのか。今後の自分に大いにワクワクしています。

*チームティーチング(TT):一つの教室で現地の先生とネイティブのアシスタントが協働して授業を教えること

写真
初めて入ったクラス(高校2年生)の授業終了後、全員での記念撮影です。
Writer
インドネシア ジョグジャカルタ
長屋 七恵さん

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