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現役高校教師の来訪

日本の高校で教師をしている次女が、夏休みを利用して私が赴任しているタイの学校を同僚と一緒に見学したいと連絡してきました。学校で教えた経験のない父親が、ちゃんと教えているのか心配だったのかもしれません。最初は単なる見学と言うことで気楽に考えてCP(カウンターパート)の先生に相談しました。ところが現役の日本の高校の先生が来ると言うことで生徒たちの興味と期待がふくらみ、交流会を設けていただくことになりました。特別な行事に使う小ホールを確保してもらい、日本語を勉強している全学年の生徒に呼びかけてもらいました。当日は他の授業で参加できなかった生徒を除く約170名の生徒がホールに集まりました。
冒頭、校長先生の歓迎のことばをいただいた後、日本の高校の様子を映像で紹介しました。その後、生徒からの質問を受け、娘たちが答えました。いろいろな質問がありましたが、「成績の悪い生徒にはどうしていますか」「宿題をやってこない生徒にはどうしていますか」など、いかにも生徒らしい質問もあり、和やかな雰囲気でのやりとりでした。「日本では成績の悪い生徒は上の学年へ行けません」との説明に生徒たちは驚いたようでした。

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ホールに集まった生徒とのやりとり

次に、娘がやっている弓道の所作を見せた後、希望する生徒が弓道着を試着し、所作を真似ました。初めて接する弓道に生徒たちは興味津々。多くの生徒が試着し、慣れない動作で弓を射るポーズをしました。

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弓道着を着てポーズ

最後は両国の踊りでしめました。まず、私と娘が住んでいる北九州市の夏祭りの踊りをYouTubeで見ながら練習し、全員で踊りました。続いて、娘たちが生徒からタイダンスの手ほどきを受けたあと、全員輪になって踊りました。あっという間の3時間でした。これから年賀状の交換など、さらに交流の機会を計画したいと考えています。父が教えている学校を見たいと言う娘の好奇心から始まった今回の交流ですが、父の仕事に関心を持ち、盛り上げてくれた娘に感謝です。

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日本の盆踊り、タイダンス、そして記念撮影
Writer
タイ サラブリー
前田 裕司さん

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