皆さん、こんにちは。
パハン州ラウブに派遣されている金子です。
我が校は全寮制のため、様々なアクティビティがあります。今日はドリアンを食べるアクティビティがあると嗅ぎ付けて(ドリアンなだけに…)、私は校内をウロウロ…。どこかな?と思って、寮の食堂を覗くと、寮母さんの手招きが…「今日のおやつはドリアンだから食べてみなさい」おおこれか!と早速の試食…『ドリアンしるこ』です。
なるほど…甘くて、ココナッツミルクとよく合います。濃厚です。食パンが2枚も付いていたので、こちらは返却。今夜は4年生との食事会、控えておきましょう。「美味しかった」と伝えると、「後でドリアンをみんなで食べるから、行けば」と言われ…え?これじゃないの?今日は怒涛の食べ続けか!?既にお腹は満たされていますが…しかし、興味は尽きません。
再び校内をウロウロ…すると、「ドリアンか!?乗れ!!」一台の車から先生が呼んでいます。
私も「JOM!(合流)」の掛け声とともに車に乗り込み、どこかへ向かいます。運動場に生徒達が集まり出しています。会場は運動場、においがこもるのを避けるためですね。
程なくドリアンを後部一杯に積んだ車が登場。近所の農園直送、形は様々でも味は保証付きです。サッカーボールのように足で転がしながら、どんどん降ろします。トゲは硬く鋭いので、かなり危ないですが、手際よく振り分けられるドリアン。カンポン(田舎)ボーイ&ガールは素手でドリアンを抱えて持って行きます。さすが、ラウブっ子!中には手でドリアンを割ろうと挑戦する強者も…まさか!割れた!すご~い!
意外だったのが、ドリアンを食べない生徒が結構いたことです。私としては、ちょっと衝撃です。
理由はにおいが嫌い、お腹が痛くなるなど…
そんな生徒にはマンゴスチンやランブータンが用意されていました。
写真右の女子生徒二人はドリアンが苦手だそうです。なので、マンゴスチンを持っています。
みんな夢中でドリアンと格闘。あんなにあったドリアンがどんどん解体されていきます。その勢いが気持ちよくて、私は何だか楽しくなってきました。最終的に全部お腹に収まりました。お見事!
撤収後、美味しい笑顔と賑やかな笑い声であふれた運動場は、ドリアンの大量の殻と香りを残して、静まり返っていました。