赴任してから早くも一か月が経過しました。派遣高校は、情報システムやホテル・料理学科など全校生徒数1400名の専門高校です。日本語への関心は高く、日本語クラブの生徒数は62名、今まで自分たち独自で日本文化を楽しんできたようです。
活動は活発ですが、SNSなどからの断片的な情報が多いようです。私は本校では最初のNP(“日本語パートナーズ”)となりますので、彼らの日本文化に対する愛情を大事に育て、日本文化にさらに親しんでもらえるようお手伝いしてゆきたいと思います。
その第一回目として、「巻きずし」体験を実施しました。日本食材専門店で、お米5Kg・すし酢・海苔30枚などを調達、中の具材は、卵焼きやアボカドなどを現地の先生が持参してくれました。用意した料理はあっという間に完食、本物の和食に近い味を楽しんでいただけたと思います。
四季があり、海や山からの食材が豊富で、素材の味を大事にし、味だけでなく、盛り付けや食器などにもこだわる和食。世界文化遺産に登録されたことも伝え、今までより一歩深い日本文化を体験していただけたと思います。
住環境や食生活の違いに多少の困惑もありますが、生徒の笑顔、笑い声がその違いさえも楽しみに変えてくれる栄養源になります。来月も頑張ります。