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笑顔いっぱいの職員室

マレーシアに来て良かったと思うことは多々ありますが、毎日心から感動するのが人の温かさです。
私の学校は女子校で、先生方も大半が女性です。先生方はとてもおしゃれで上品で、それでいて気取らない、気さくな方々です。職員室や食堂は、いつも先生方の明るい笑い声で溢れています。何かあると「ミカ、マカン!(食べて)」とすかさず食べ物をくれます。「ドリアン食べてみたいな」とつぶやいた数日後には、ドリアンが丸ごとひとつ私の机の上に置いてあって驚きました。
職員室では、何か新しいことや面白いことがあると、みんなで集まってそれを楽しみます。たとえば、私がトゥドン(ムスリム女性の被り物)を持ってきて、「巻き方教えて!」と一人の先生に言うと、二人、三人と次々に集まり、最後には私は先生方に囲まれ、「かわいい!かわいい!」と言われながらムービーを撮ってもらっている、という感じです。
私が日本文化紹介のために何か作っていると、後ろを通り過ぎる先生は「それなに?とってもきれい!」とよく声をかけてくれます。それをきっかけに、日本語や日本文化を先生方にも紹介できるのでとても嬉しいです。

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山形県の花笠踊りで使う笠を私が作っているのを見て、「こんな感じ?」とポーズを決めてくれる先生。
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先生方に日本料理紹介で天ぷらと白玉を作りました。
白玉を見て「これ、ランブータン?フィッシュボール?」など、みんなでわいわい笑いが止まりません。

職員室に来るのは、生徒だけではありません。先生のお子さんの学校が休みの日や、お子さんの具合が悪いときには、子どもたちは職員室で先生の仕事が終わるのを待っています。私も空き時間には、一緒にお絵かきをしたり、折り紙をしたりしています。職員室は先生の家族とも関わることができる素敵な場所です。

先生のお子さんと撮った写真
折り紙の上手な子には、私が折り紙を教えてもらっています。
先生のお子さんの写真
日本語の授業のために買ったカラーペンは、職員室でも大活躍。

いつもお世話になっている先生方への感謝を込めて、この子たちの心に日本人と遊んだ記憶が残ったら嬉しいなと思いながら関わっています。
この学校に日本人が来るのは初めてのことです。生徒だけでなく、先生方やスタッフにとっても、日本人と関わるのは初めてのことかもしれません。これからもこの学校で関わることのできる一人一人との時間を大切にしていきたいと思います。

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