レクイドン高校10年生、11年生、12年生(高校1年生、2年生、3年生)に、“文化紹介/切手”を行いました。世界初の切手や、日本初の切手について説明した後、「ベトナム初の切手は?……皆さん教えて下さい。」と宿題を出しました。因みにベトナムでは、8月27日が切手の日に制定されました。日本の郵便の現状、郵便の歴史に触れた後、いろいろな切手(変形、干支、アニメ、シリーズ、オリジナル切手等)を紹介。干支ではベトナムと日本の蛇年の切手を紹介しましたが、奇しくも10年生と私は同じ蛇年であり教室が盛りあがりました。併せて日本とベトナムの干支の違いも全員で確認。日本の牛はベトナムでは水牛、兎は猫、羊は山羊、猪は豚の四つが異なります。
ただ今 作成中!
今回のもう一つの目的は古切手で楽しむ事です。日本から持参した古切手で好きなテーマを決めて作品を作って貰う事にしました。
4人ずつのグループに分かれてもらい、各グループにいろいろな種類の50~60枚入った切手の袋を渡しました。何が入っているのかと興味本位な顔、「わあー、奇麗!」といった声も聞こえます。切手を一枚一枚並べながら何を作ろかと相談しているグループ。絵を加えながら上手に切手を配置していくグループ。各グループとも真剣に作品作りに励んでいます。
「この作品は……」
最後に各グループから“作品の解説”を日本語で発表し、各学年の一番を決めました。
10年生は“うきよえ”。先日紹介した川柳も入れて、奇麗に纏めています。
11年生は“ゆかた”。文化紹介で経験した浴衣の着付けを切手で再現したかったとの説明。
12年生は“We♥Japan”。葛飾北斎の“神奈川沖浪裏”の図をモチーフに切手を貼り付けたもので浪も丁寧に描かれています。
今回、三学年の生徒が古切手でこのような素晴らしい作品を作ってくれました。切手の綺麗さもありますが、生徒が斬新な発想でストーリーを作り上げて切手に新たな息吹を与えてくれました。正にベトナムと日本の融合の成果といえます。