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言葉を知るということ

こんにちは。インドネシア6期の柳川佳穂です。西ジャワ州のプルワカルタにある SMAN1CAMPAKA(チャンパカ国立第1高校)に派遣されています。学校の敷地内には大きな田畑があります。また、学校の周辺にも田畑が広がっていて、ゆったりとした雰囲気を感じながら活動しています。

収穫祭の記念写真
収穫祭の様子

先日、1年生のクラスでひらがなのテストを行いました。私はテストが始まる前に「教科書やノートは机の中にしまってね。」「友達の紙は見ないでね。」ということを伝えました。しかし、テスト中ほとんどの生徒が相談しながらテストを受けていました。カンニングですね。

私はテストの採点をし、ひとりひとりにやり直しプリントを作成しました。そして、返却するときに「今はまだ、ひらがなをちゃんと書けなくても大丈夫。私もインドネシア語ができないから、一緒に頑張れたらいいね。」と話しました。

その後、生徒たちは「先生、ごめんなさい。これから勉強頑張る!」と言って、綺麗な字が書かれているやり直しプリントを持ってきてくれました!クラスにいる日本語が得意な子に教えてもらいながらやり直しをしたそうです。このやり直しを通してひらがなを読み書きできるようになった生徒もいて、クラスの団結力や生徒の成長を感じることができ、とても嬉しかったです。

花丸が書かれたテスト用紙を持つ生徒たちの写真
テストのやり直しで花丸をもらえて嬉しかったみたいです。

私も先生や生徒からインドネシア語はもちろん、地方語の1つであるスンダ語をたくさん教えてもらいました。言葉を知ることでインドネシアでの生活が豊かになりました。みんなが私に新しい世界を教えてくれました。活動を振り返り、私はみんなに新しい世界を教えることができたかな?と疑問に思うところはありますが、教育の現場に携わることができ感謝しています。残り少ない派遣期間、学ぶことの楽しさを共有しながら生徒と一緒に成長できるよう過ごしたいです。

ホワイトボードでスンダ語の説明をしている写真
スンダ語の歌を教えてもらいました
Writer
インドネシア 西ジャワ州
柳川 佳穂さん

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