レホンフォン高校10年生(高校1年生)の日本語クラスで“文化紹介/日本の産業シリーズ”を5回行いました。文化紹介を単なる紹介だけに終わらせずに生徒もテーマに参画して“考える文化紹介”として取り組みました。5回のテーマ毎に①グループ討議・発表 ②動画を作成して発表 ③ポスターを作成・発表 ④ディベートと、毎回表現する方法を変えて文化紹介を“料理”しました。
第一回目のテーマ“日本の電機産業(主として家電)”では、「今後、家電業界が生き残るにはどうすればいいか。」、第二回“公害”では、「公害を出さないためには何をすればいいか。3R(Reduce・Reuse・Recycle)はどう実施するか。」についてグループで討議し、その結果を発表しました。解決策を出すためにグループ討議では、“考えるシート”を活用しいろいろなアイデア抽出を行いました。発表ではユニークな電気製品の提案、3Rを家庭、学校で今後取り組んで行きたいといった具体的な提案もありました。
第三回目のテーマ“地方を元気にする”では、グループ毎にホーチミンの名所、レホンフォン高校、今住んでいる場所を取り上げ、何をすれば活性化できるか動画を作成・発表しました。ホーチミンの名所を取り上げたグループは外国人にインタビューもして作成しましたが、他のグループから日本語クラスなので日本人にインタビューすべきであったと手厳しい意見も出ました。
第四回目“ものづくり”では、ものづくり現場の基本である5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を取り上げ、ポスターを作成しました。高校生らしい視点のポスター、5Sレンジャーも登場しました。
第五回目“ビジネスマナー”では、ビジネスマナーは必要、不要の2グループに分かれてディベートを行いました。不要論の視点に立っての発言は非常に難しいものがありましたが活発なディベートを行いました。文化紹介をこの様にいろいろな切口で“料理”できたのは非常に良い経験となりました。