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始まったばかりのブルネイ生活

「ブルネイ2期の候補者として内定したことをお知らせいたします」との合格メールを受け取った時、ブルネイの文字を思わず二度見したのを覚えています。

日本語パートナーズの最初の応募は、1人派遣の別の国。面接で落ちた私は、次のマレーシアならば、香港在住経験があり、広東語が話せる、華僑の多い学校への派遣があれば、今度こそ受かるかもしれないと再挑戦。

その時、同時募集だったブルネイは、派遣先は教育省、選ばれるのは1人。「絶対私が受かるわけないなぁ」と思いましたが、短大卒でも応募可能。「一応○だけはつけておこう、選ばれるわけないし」と思っていました。

ところが結果は予想もしていなかったブルネイ派遣。何だか少し複雑な思いで派遣前研修へ。マレーシア3期、台湾1期の仲間との研修を経て、ブルネイでの生活が始まりました。

予想とは違った国への派遣、さらに前任者はブルネイ在住経験のある方。着任早々の思いがけないトラブルの数々、昨年と全く同じ機関での活動は、正直1期の方と比べられることも多く、心身の疲れを感じることもあります。

そして始まった夜の授業。生徒達のほとんどは社会人で、仕事を終えてから日本語を習うために教室へ通ってきます。時々疲れた顔で勉強する姿は、昔、香港で日本語教師として働いていた時に見た光景と同じでした。

他国とは派遣形態も違い、戸惑うことばかりの日々でしたが、そんな生徒たちの姿は、私に合格した時の驚きと同時に、込み上げてきた嬉しさを思い出させてくれました。

それでも、まだ慣れないブルネイ生活。
「大丈夫?1人だけど、1人じゃないからね」と相談にのってくれ、励ましてくれる派遣前研修で一緒だったマレーシア、台湾にいる仲間や研修でお世話になったマレー語の先生の優しい言葉に励まされながら頑張っています。

そしてこれから、日本ではあまり知られていない、様々な魅力を持つ小さな国、ブルネイのこともたくさん紹介したいと思っています。

風景写真
ブルネイのモスク
折り紙の桜で飾られた教室の壁の写真
生徒たちの写真
折り紙を折っている生徒たちの写真1
折り紙を折っている生徒たちの写真2
東京の桜が咲いた頃、桜柄の浴衣を着て、派遣前研修で台湾に派遣される日本語パートナーズに教えてもらった桜の折り紙をみんなで折りました。
服部さんと生徒たちの写真
夜の授業は19時から始まります。
Writer
ブルネイ ガドン
服部 直美さん

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