大家好(みなさん、こんにちは)!台湾1期の川谷紗知子です。今回は派遣校での授業の様子を紹介したいと思います。
わたしの派遣校である豊原高校は毎日8時から17時まで8コマの授業があります。そのうち日本語の授業があるのは木曜日だけです。3限から8限まで昼休みを挟んで連続で授業があり、どのクラスでも同じ内容を教えるので一日が終わる頃にはCP(カウンターパート)の先生とクタクタになってしまいます。同じ内容を教えていてもクラスの雰囲気や反応が異なり、まるで違うことを教えていると感じるときもあるので楽しいです。
週に1時間の授業でどれだけ日本や日本語に興味を持ってくれるか、どれだけ楽しく学べるのかをCPの先生といつも話し合います。授業計画はCPの先生が考えてくれるのですが、わたしが提案したものも積極的に取り入れてくれます。
授業の最初に「毎週一句」という活動をするのですが、これは日本語で言いたいフレーズを生徒が中国語で挙げて訳し、それを覚えようというものです。どんな言葉でもいいよといっているせいか、時に驚くようなフレーズが挙がることもありますが、さすが知りたいフレーズだけあって教科書の内容より覚えがいいです。
また、派遣校だけでなくCPの先生が教えている他の学校にも、巡回校として週に1回お邪魔しています。家からバスを乗り継いで1時間程掛かるのですが、派遣校とは違った雰囲気や生徒の反応を感じることが出来るのでとても楽しいです。台湾にはたくさん日本人も住んでいますし、日本へ訪れる人も多いので日本人慣れしていると思っていましたが、こちらの学校である生徒に「人生で初めて日本人と話しました!」と言われたときは、1時間掛けて来る甲斐があるなあと感じ、とてもうれしかったです。
派遣期間も折り返し地点に来ました。残りの授業では日本の歌の紹介や浴衣、茶道体験も計画しています。生徒たちに楽しんでもらえるように頑張ります!