年中真夏のマレーシア。しかし、4、5月は特に暑い時期です!
マレーシアは、はっきりとした季節はなく、3つの雨期と乾期があります。
最近は、毎日のように激しい雨が降るため、蒸し暑い日々が続いています。そのため、風邪も大流行中。夏の気候でインフルエンザが流行っていたり、日本人からすると違和感を覚えますが、赴任から3ヶ月目を迎え、体はだんだん南国の気候に慣れてきたようです。
そんな暑い季節ですが、4月は学校行事も多く、生徒も先生も大忙し。
まず、マレーシアの普段の学校生活がどのようなものか、少しご紹介したいと思います。
学校のタイプは全寮制と全日制です。私が赴任している全寮制の学校は、ほとんどがマレー系ムスリムの生徒で構成されています。
マハティール首相が提唱したブミプトラ(土地の子)政策の一つで、全寮制の学校には、優先的にマレー系の子どもたちが通っています。生徒は、13歳から17歳までが学び、全国各地からやってきます。
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男の子は、バジュ・マラユ、女の子は、バジュクロン、をそれぞれ着用します。
授業、クラブ活動などは、日本の中高生と変わりませんが、校内にモスクがあり、1日に5回のお祈りがあるなど、イスラム教の習慣が組み込まれた生活をしています。
そこで、生徒たちの1日のスケジュールを聞いてみました!
~全寮制学校 ある生徒の1日~
午前
5:00 起床
6:15 お祈り①
6:30 朝食
7:15 学校到着
7:30 授業開始
午後
12:30 お祈り②
14:00 授業終了
14:15 お祈り③
14:30 昼食
15:30 課外活動
16:30 自由時間
17:30 運動
18:30 夕食
19:30 お祈り④
20:15 課外活動
22:30 お祈り⑤
22:45 夜食
23:45 就寝
見ただけでも、とても忙しそうですね…この生活を毎日こなし、行事がある時は、練習や準備が入ります。とくに4月は歌や踊り、スピーチ大会など、文化的な行事が多く、夜まで校舎に残り、発表の練習をする生徒の姿がありました。
行事のひとつに、マレーシア各地の全寮制学校16校が集まり、共同して文化祭を行う機会がありました。
そこで日本語クラスの有志26名が「ソーラン節」を披露することになりました。練習期間は10日間。短い期間での練習は、とても大変でしたが、真剣に取り組みました。
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毎晩、2時間の練習を頑張りました!
当日は、来場した多くの方々に喜んでいただき、そして何より生徒たちがいい笑顔で発表を終えることができました。
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