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ありがとう なおみせんせい

ブルネイは他国と違い、派遣先の日本語クラスの生徒は社会人がほとんどで、授業も夜です。最近、近くの学校の日本語クラブにも参加することになり、生徒達が先生と一緒に遊びに来るようになりました。そして浴衣体験をすることに。1期の方が残していってくれた、たくさんの浴衣と帯に助けられました。

たくさんの浴衣と帯の写真

日本から持参した浴衣をアレンジしたワンピース、そして着物の生地で作られた日本製のトゥドゥン(マレー系の女性が被るスカーフ)も一緒に紹介することに。

浴衣をアレンジしたワンピースの写真
楽しそうな生徒たちの写真
浴衣を着て記念撮影

自分で頑張って着た生徒も。
みんな大はしゃぎで、中庭で大撮影大会になりました!

ホワイトボードに書かれたメッセージの写真

浴衣体験が終わった後、ふと、ホワイトボードを見ると「ありがとう、なおみせんせい」という文字が。日本語クラブの生徒は、まだほとんど日本語が話せない子が多いのですが、一生懸命書いてくれたのかと思うと本当に嬉しかったです。
「今回は先生じゃないから、名前だけでいいよ」と言っても、夜のクラスの生徒達も「なおみせんせい」と呼んでくれます。

夜のクラスは、3か月ごとの更新で、浴衣体験の終わった翌日、終了最後の持ち寄りパーティーに参加するはずが、体調を崩してしまいました。翌日、アパートのドアに紙袋がかけてあり、中を見るとお花と手紙が……。

生徒からもらったお花と手紙の写真1
生徒からもらったお花と手紙の写真2

手紙とお花を届けてくれたのは、夜のクラスの20代の女の子。手紙は時々英語になっていましたが、一文字一文字一生懸命書いてくれたことが一目で分かり、涙が溢れて止まりませんでした。
派遣先では、日本語を話せるレベルには、まだ遠い生徒ばかりですが、私は「やさしい日本語」を話すことを心がけています。簡単な「やさしい」、そして「優しい」言葉のたくさんある日本語をひとつでも多く生徒達に覚えてほしい……そんな気持ちが少しずつ伝わっていっているような気がして本当に嬉しかったです。
そして私自身もブルネイ・マレー語で、もっとたくさんのブルネイ人と話したいと勉強しています。

Writer
ブルネイ ガドン
服部 直美さん

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