みなさん、こんにちは。「派遣期間中毎月“今月の日本語パートナーズ”に投稿する」という目標も今回で達成!帰国の日も迫ってきました。
台湾一期の派遣期間は4ヵ月半でなおかつ週の授業時間数も少なく、当初は生徒とどのように交流していけばよいか悩んでいました。そんなあるとき、わたしのデスクに「先生!」と話しかけてくれる生徒が現れました。自分が知っている日本語を交えて一生懸命話してくれる姿に、日本に興味を持っている生徒が多いことに改めて気づきました。
それ以降、日本語学科の入試面接の添削をして欲しいという生徒が現れたり、生徒とよく話すようになったりとわたしのパートナーズ生活は一気に楽しくなりました。
3月のある日、派遣校の先生が「3年生との交流クラス」の開講を提案してくれました。たくさんの3年生が受講申し込みをしてくれ、一体どんなことをすればいいだろうと悩んでいるとき、相談に乗ってくれたのがデスクに遊びに来てくれる生徒たちでした。
「先生、今日のクラスは上手くいった?」など優しい言葉を掛けてくれ、あるときは授業の前日に一緒に折り紙の練習をしてくれたりと本当に助けてもらいました。
そんな彼らも卒業の日を迎えました。3年生のみんなから学んだことは「コミュニケーションの力」です。例え言葉が完璧でなくともやりとりをしようという気持ち、困っている人がいたら率先して手助けしようとする姿勢。学校の中にいるとはいえ、言葉の通じない外国人に話しかけるのは勇気がいると思います。伝えたいことや話したいことはたくさんあるのに、互いに思うように伝えられないことが多かったからです。ある生徒が卒業前に「一番大切なのはわたしが少しでも日本語で話そうとする勇気だと分かりました。先生、いつも日本語で話してくれてありがとう。」とメッセージをくれたときは、本当にうれしかったです。
いつもありがとう。心から、卒業おめでとう!