サワッディーカ。
サワッディーカは、朝の挨拶「おはよう」から夜の挨拶「今晩は」まで使えて、「さようなら」まで意味する万能なタイの挨拶です。
私は、先月の5月からタイのロイエットに派遣されています。
ロイエット県はタイの東北部にあります。私がいる都市(スワンナプーム)は、ロイエット県の中心から車で1時間ほど離れていて、緑が多くのどかなところです。ショッピングモールなどの高く大きな建物は無く、空が広く見えます。地理的に、ラオスが近いため、ラオスと同様に竹で編んだかごにもち米を入れて食べるなど、ラオスと食文化で似た点があります。
東北地方では、方言のイサーン語が話されており、タイ語とは大きく違います。例えば、タイ語で「おいしい」は「アロイ」ですが、イサーン語は「セップ」です。
町に、日本人は私ひとりです。日本人だけでなく、他の外国人もあまり見かけません。しかし、私の派遣されている学校では、英語、日本語、中国語が学ばれており、イギリス人、中国人、南アフリカ人、ギリシャ人の外国語の先生がいて、グローバルな環境に赴任当初、驚きました。
今月の6月2日は、バンファイ祭りでした。バンファイ祭りとは、雨乞いのためのお祭りで、1年に1度行われます。
タイの東北地方、中でもロイエットとヤソトーン県でのみ開催されるお祭りです。
お祭りの日、先生方は伝統衣装を着て出勤されていました。伝統衣装は、綺麗な刺繍が細かく施されていて、色彩も豊かで、とてもすてきです。
お祭りでは、生徒と先生が伝統音楽を演奏しながら、伝統ダンスを踊っていました。
これから残りの赴任期間、まだまだ知らないタイ、そして東北地域の文化、魅力への理解を深めたいです。