7月6日に、午前中3時間、七夕まつりが開催されました。
七夕まつりというと、日本では短冊に願い事を書き、笹の葉に飾って終わりであることが多いです。しかし、私の赴任校では、短冊の他に、日本の歌、紙相撲、日本の遊び(けんだま、てるてるぼうず・おりがみ)、書道、三色だんご・みたらし団子、たこやき、巻きずし、チョコバナナなど、多岐にわたるブースが出店し、とても盛大にお祭りが行われました。
このように、七夕を他の日本文化の紹介の場にする発想は、日本人には思い浮かびにくいのではないでしょうか。これも、外国人と日本人が同じ場にいることの相乗効果だと感じました。
お祭りの準備は、日本語コースの生徒が1週間かけて行ないました。
準備の甲斐あって、お祭り当日は、400人以上の全校生徒・教職員がお祭りに足を運んでくださいました。
当日は、日本語コースの生徒は、浴衣や日本の制服を着たり、CP(カウンターパート)の先生お手製のはっぴをはおり、日本のはちまきを頭に巻いて、各々のブースの仕事を一生懸命、頑張っていました。
校長先生も浴衣を着て下さり、嬉しかったのですが、着つける時には流石に緊張しました。
昨年度から、七夕まつりがあったようで、生徒たちは、何も見ずに、たこやきや巻きずしを器用につくっていて、感心しました。日本食のブースは、どれも閉式1時間前に完売となるほど人気でした。
生徒の中には、毎朝5時に起きて、家族の朝食と自分のお弁当をつくっている男子生徒や、日本料理への関心が強く自分で調べて肉じゃがづくりに挑戦している男子生徒がいます。料理上手な生徒が多いことに驚きます。
日本から遠く離れ、日本人が日本語パートナーズ以外いないロイエットで、こんなにも多くの人が日本の文化に興味をもってくれている。そのことを改めて強く感じ、嬉しさが胸にこみ上げた1日でした。