私が宿泊しているのはアパートメントホテル。CP(カウンターパート)の先生達とは主に夜の授業だけ、生徒も3か月ごとに変わり、日本語教室には基本1人でいるので、派遣先の方々と顔を合わせる機会が少なく、一番会う機会が多いのは、ホテルのスタッフの人達。派遣中に誕生日を迎える私にとって、他国の仲間が「学校のみんなに誕生日を祝ってもらいました!」という話は正直切なく、誕生日当日も夜の授業前に1人部屋で過ごしていたところ、チャイムが鳴り、ドアを開けてみるとホテルスタッフが勢ぞろい!
「Happy birthday!Ms Naomi」と大きなケーキと寄せ書きを持ってきてくれました。思いがけないサプライズに号泣してしまいました。
そして授業が終わる夜21時、夫婦で日本語を習っていた中華系の生徒から電話がありました。以前の会話でチラッと誕生日を聞かれたのですが、覚えていてくれて遅い時間にアパートを訪ねてくれました。そして「お誕生日おめでとう!」と、またもケーキをいただき、二度目の号泣。1期の方から「2期は広東語を話せる女性が来る」と聞いて、楽しみに待っていてくれたという40代のご夫婦。誕生日に貰った2つのケーキに涙が止まりませんでした。
9月末はクラス終了が2つ続き、最後の日に流しそうめん器で夜の流しそうめんパーティーをやることに! 他国で竹を使い本格的な流しそうめんをやっている記事を見て「何とかしてあげたいけど、うちは夜だし……」と諦めていたところ、夜にできそうなおもちゃの流しそうめん器を発見。
これが社会人の多い生徒たちにも大好評。みんな興奮しながら、初めての流しそうめんを楽しんでくれました!
そしてブルネイの「先生の日」が数日前だったということで、生徒がケーキを用意してくれていました!
思いがけない3つ目のケーキと、みんなとのお別れにまた泣きそうでしたが、ぐっと堪えました。