はじめまして。ベトナム中部のダナン市に派遣されている江尻です。ダナンは雨季に入り、雨の降る日が増えましたが、気温が下がり、過ごしやすくなりました。今回、担当校の一つであるレクイドン高校の活動について紹介します。
レクイドン高校には日本語専門クラスがあります。10~12年生(高校1~3年生)まで学年毎に1クラスずつあり、それぞれ10名前後の少人数のクラスです。どのクラスも、カウンターパートの先生と生徒の距離が近く、和気あいあいとした雰囲気です。
10月にタイから留学生が来るということで、先生の提案で、10年生のクラスで一緒に「たこ焼き」を作ることになりました。タイの留学生は日本語を勉強しているわけではなかったため、言葉をあまり使わなくても交流できるものにしようということになりました。
まず、先生が作成したたこ焼きの紹介資料を見ました。たこ焼きはどんな形?日本のどこが有名か?といった、たこ焼きに関するクイズを行い、最後にたこ焼き作りの動画を見ました。
そして、いよいよ実践です! 最初は私が手本を見せ、その後は全て生徒が行いました。どの生徒も、竹串を使って生地を丸くするのが上手でした!
そして、できあがりです! まるでお店に売っているかのようでした。ベトナムの生徒は、タイの留学生に「アロイ?(タイ語でおいしい? という意味)」と聞いていました。ベトナムの生徒もタイの留学生も、熱いたこ焼きをほおばりながら、笑顔で食べていました。
どのたこ焼きも「アロイ!」で、「ンゴン!(ngon:ベトナム語でおいしいという意味)」で、「おいしい!」ものでした。授業が終わって帰ろうとした時に、タイの留学生から「ありがとう」と言葉をかけてもらいました。おそらくベトナムの生徒が日本語を教えたようです。(他の日本語も教えていたので。)心が温かくなった一日でした。