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基隆派遣1期2期の夢のコラボレーション

浴衣を着ると、私たち日本人はとてもうれしい気分になります。それはやはり台湾人も一緒なようで、きれいな柄や色とりどりの浴衣を見ると、生徒だけでなく先生方も目をキラキラさせていました。
この着付け体験になんと、台湾1期基隆市派遣の斎藤希美さんがお手伝いに来てくれたのです!!

浴衣を着た日本語パートナーズ橋本さんと斎藤さんの写真
1期帰国報告会でお会いして以来、色々と相談に乗ってくれる私の大切なお姉さん的存在です。

職員室の先生方も希美さんが来ることを楽しみにしていました。

写真
いつもお世話になっている職員室の先生方。1期、2期同様にとても親切にしてくださいます。コミュニケーションは、英語、中国語、日本語……伝えようとする気持ちが大切です。

希美さんという最強の助っ人を擁して挑む、怒涛の日本文化体験週間が始まりました!

浴衣の説明の様子
体験の前の週には浴衣の簡単な歴史と着付けの方法の説明を行いました。浴衣と着物の違いなども紹介しました。

私の派遣されている基隆女子高校は普通高校で、第2外国語として日本語を学んでいます。普段は恥ずかしがり屋さんが多いのですが、着付けとすると「謝謝って日本語でなんて言うの?」と友達同士で話しながら「ありがとう。」と日本語で伝えてくれる姿はとても嬉しいです。ここで覚えた日本語は他に「先生、助けて。」あちこちから「助けて」コールが聞こえてきます。

着付けの様子の写真
3人で着付け。私たちだけでなく紀先生も着付けを行いました。日本人の私たちよりも日本についての知識が深く、勉強を怠らない姿から私たちは学ばせていただくことが多くあります。
浴衣を着て集合写真
着付けが終わると、最後はみんな大満足の様子。記念撮影の他に、高校生らしく大撮影大会が始まりました。

着付けが終了後には、浴衣のたたみ方も伝えました。とてもきれいにたためるのを知って「お~~」という歓声が。そして次々に教えの輪が広がっていきます。
浴衣体験は片付けも含めて体験です。物を大切に丁寧に扱ってほしい。感謝の気持ちを持ってほしい。そんな日本人としての心も伝わったかな。

写真
片付けの様子。男子生徒も女子生徒も浴衣をとても丁寧に扱っている姿に感動すら覚えます。光隆高校にて。
綺麗にたたまれた沢山の浴衣の写真
きれいにたたみ終えることができました。素晴らしい!!

この期間、浴衣を体験した生徒先生方は200名。へとへとになりましたが、このような日本文化紹介を通して日本により親しみや興味を持ってくれたら嬉しいです。
台湾1期の希美さんと2期の私、そして私たち2人共通のカウンターパートである紀先生との3人で一つの活動ができたことが何より嬉しく思います。希美さん、本当にありがとうございました。またいつでも待っています。遊びに来てくださいね。生徒も先生方もみんないつでも「歡迎」します。
日本語パートナーズを通して、ここに来なければ出会わなかった人たちとの繋がりの中で、多くの方に助けていただきながらこのような活動ができていることに感謝感謝の毎日です。

Writer
台湾 基隆
橋本 奈実さん

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