浴衣を着ると、私たち日本人はとてもうれしい気分になります。それはやはり台湾人も一緒なようで、きれいな柄や色とりどりの浴衣を見ると、生徒だけでなく先生方も目をキラキラさせていました。
この着付け体験になんと、台湾1期基隆市派遣の斎藤希美さんがお手伝いに来てくれたのです!!
職員室の先生方も希美さんが来ることを楽しみにしていました。
希美さんという最強の助っ人を擁して挑む、怒涛の日本文化体験週間が始まりました!
私の派遣されている基隆女子高校は普通高校で、第2外国語として日本語を学んでいます。普段は恥ずかしがり屋さんが多いのですが、着付けとすると「謝謝って日本語でなんて言うの?」と友達同士で話しながら「ありがとう。」と日本語で伝えてくれる姿はとても嬉しいです。ここで覚えた日本語は他に「先生、助けて。」あちこちから「助けて」コールが聞こえてきます。
着付けが終了後には、浴衣のたたみ方も伝えました。とてもきれいにたためるのを知って「お~~」という歓声が。そして次々に教えの輪が広がっていきます。
浴衣体験は片付けも含めて体験です。物を大切に丁寧に扱ってほしい。感謝の気持ちを持ってほしい。そんな日本人としての心も伝わったかな。
この期間、浴衣を体験した生徒先生方は200名。へとへとになりましたが、このような日本文化紹介を通して日本により親しみや興味を持ってくれたら嬉しいです。
台湾1期の希美さんと2期の私、そして私たち2人共通のカウンターパートである紀先生との3人で一つの活動ができたことが何より嬉しく思います。希美さん、本当にありがとうございました。またいつでも待っています。遊びに来てくださいね。生徒も先生方もみんないつでも「歡迎」します。
日本語パートナーズを通して、ここに来なければ出会わなかった人たちとの繋がりの中で、多くの方に助けていただきながらこのような活動ができていることに感謝感謝の毎日です。