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おはよう

インドネシアに来てから四カ月が経ちました。インドネシアには、乾季と雨季があります。来た当初は乾季だったので暑い日が続いていましたが、今は雨季へと変化し涼しい日も多くなりました。乾季も雨季も体験する程の時間がもう過ぎたのだと思うと、感慨深い気持ちになります。

校舎の外観の写真
乾季の校舎。青い空がよく映えた写真です。
校舎と校庭の写真
雨季の校舎。校庭に水が溜まった様子です。

さて、今回は挨拶について書きたいと思います。私はインドネシアの挨拶が好きです。目上の方であれば、相手の甲にキスするのが正式な挨拶の仕方です。自分の頬やおでこに付けてもいいです。同じ立場の人であれば、握手をかわします。身体の一部を触れ合いながらする挨拶に、心がこもっていていいなと感じました。

先生に挨拶する亀田さんの写真
私も目上の先生には頬を付けて挨拶します。

私は挨拶が好きなので、朝の挨拶運動に参加するようにしています。私の学校では、毎朝先生が並んで生徒と挨拶をします。最初は、他の先生方のやり方を真似ていました。先生方は「selamat pagi(おはよう)」という言葉は発さず、手の甲を生徒に差し出します。そして生徒は手の甲にキスしたり頬に付けたりします。
しかし、私はつい「おはよう」と言いたくなりました。なので、私の学校には日本語を履修していない生徒もいますが、日本語の学習の有無に限らず「おはよう」と言ってから手の甲を出すようにしました。すると、他の先生方も手の甲を差し出す時に、私を真似て「おはよう」と言うようになりました。日本とインドネシアの挨拶が融合した挨拶になりました。二つの国が一つになったような瞬間でした。

先生がたに挨拶する生徒たちの写真
亀田さんに手の甲にキスして挨拶する女子生徒の写真。生徒も亀田さんも先生も笑顔の様子

インドネシアへ来てから、“文化の違い”に悩むことも多かったです。でもその“文化の違い”によって私自身が支えられたり笑顔にさせてもらったり。嬉しい事も沢山ありました。また、二つの異なる文化が混ざり合うようなこともあります。文化の違いは面白いですね。
想像の中では不安で一杯だった日々が、少しずつ笑顔と愛であふれる思い出に変わっていくのが楽しいです。

Writer
インドネシア 中部ジャワ州
亀田 瑞季さん

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