サッワディーカ! タイの東北地方、ロイエット県で活動しています吉野瑞紗です。
12月15日、スワンナプームピタヤパイサーム学校では1日中、授業が無く、スカウトの活動がありました。普段から、毎週水曜日は午後に2時間「スカウト」の授業があります。生徒は、雑草抜きや、清掃活動、行進の練習などをします。
しかし、この日は特別で朝から午後4時過ぎまで「スカウト」に特化した活動をしました。 スカウトの目的は、「サバイバル能力」と「協調性」の育成です。
学年に応じて、スカウトの活動内容が違います。 赴任校は中高一貫校ですので、中学1年生から高校3年生がいます。高校3年生は、大学受験対策のためスカウト活動は行いません。
中学1年生から高校1年生は、校内でいくつかのサバイバルアクティビティをした後、学校周辺を歩きました。高校1年生は7キロも歩いたそう!
中学生は顔をカラフルにペイントしていました。
この訓練はジャングルでのサバイバルを想定しているため、顔をペイントするのは、敵に見つからなくするためだそう。
高校2年生は、学校にある広大な空地でキャンプ活動をしました。
前日に雑草を抜き、1時間かけて各々のチームのテントを立てました。
そして、この日、生徒は、テントのまわりに穴を掘って原始的なトイレを作ったり、
掃き掃除をしたり、
火をおこして料理を作りました。
チームによって、作る料理も様々。
トムヤムクンや、タイスキなどのスープ料理。
ラープムーというハーブと豚肉を炒めた料理。オムレツや、フライドチキン、フライドフィッシュを器用に、つくっていました。
教職員も生徒から料理を分けてもらい、美味しくいただきました。
最後に、下の写真の棒、何に使うか分かりますか?
何でも、虎やへび、不審者が襲ってきたときに、敵を突いて身を守るほか、木から果物を取る時に使うそうです!
日本の高校には無いこの「スカウト」活動、とても新鮮でした。