前回は、タイの田舎町で普通に見かける動物たちを紹介しましたので、今回は植物編です。植物といっても種類がとても多いので、私の赴任先の全寮制の学校内の、それも私の住んでいる住宅から、肉眼で見える範囲内の植物だけを、ご紹介します。
まずはグルーアイ。日本名はバナナですね。
この写真のバナナは、私の住んでいる住宅の、すぐ前にあるゴミ置き場の後ろに生えています。実は木になっている間はいつまでも青いままで、切り取って放置しておくと黄色く熟します。
次はマラコー、日本ではパパイヤと呼ばれています。
日本では黄色く熟したものがフルーツとして知られていますが、タイでは、熟したものはもちろん、青いものでも細かく刻んで、タイ東北部を代表する料理、ソムタムというサラダにして食べます。
お次はマプラーウ、ココナッツです。
この地域では至る所で、たわわに実をつけたヤシの大木が見られます。学校行事のためにバスなどで国道を移動中にも、実に多く見かけるので、近くにいたタイ人の先生に尋ねたところ、高い木の実は、猿を飼いならして採るしかないそうで、多くはそのまま放置されるのだそうです。よく売られているココナッツは、収穫しやすいように背が低く栽培されている木の実が多いそうです。
ここまで、お店で普通に売っている平凡なフルーツばかり紹介してきましたが、最後に紹介するのはホウオウボク(鳳凰木)という木です。
枝からたくさんぶら下がっている細長い実が、これです。
フルーツのことをタイ語で「ポンラマーイ」といいます。ポンが成果、マーイが植物を意味しています。私の任期も残り少なくなりましたが、どんなポンを残せたでしょうか?