キリスト教徒が多いスラウェシ島では、年末年始の休暇が約1か月ありました。私の派遣先の学校では、今年の授業は1月8日から始まりました。国立高校では、年度途中にも関わらず校長先生が変わり、何人か先生方の異動もあって驚きました。
CP(カウンターパート)の先生からの要望もあり、最初の週は「日本のお正月」をテーマに授業をしました。
まずはパワーポイントを使って、お雑煮や初詣、お年玉、年賀状などのお正月の文化について話しました。インドネシアでは、暦の上での新年はあまり重要ではないので、食べるものや過ごし方もいつもと同じだと言っていました。日本は季節の行事をとても大切にする文化なので、インドネシアとの違いを自分自身も知ることができて良かったです。
授業の最後には、生徒たちに年賀状を作ってもらいました。2018年の干支のイヌの絵と、ひらがなで「あけましておめでとうございます」と必ず書くように指示しました。色ペンやシールなどを使ってきれいな年賀状を作ってくれました。
このような活動をすると、インドネシアの高校生は、絵をかいたり、工作をしたりするのが上手な生徒が多いなと感じます。インドネシアでは、年賀状のようなカードを送りあう習慣はありません。お世話になっている人に1年のあいさつをする年賀状は、日本ならではの文化です。
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
私の派遣校は2校あり、隔週で通っています。日本語の授業は週に1回のみなので、2週間に1度しか私は授業に入りません。生徒と過ごす時間は短いですが、日本語を教えるだけでなく、日本語パートナーズのミッションである「日本のファンを増やすこと」に貢献できるよう、今後も生徒たちにもっと日本文化に親しみをもってもらえるような活動をしたいです。
活動期間も残り1か月半となりました。私が帰国した後にも、日本を身近に感じてもらえるようなものを学校に残していきたいな、と考えているところです。
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この学校では日本語は選択制です。他にドイツ語やアラビア語もあります。
日本語を勉強している生徒は、どのクラスもなぜか女の子が多いです。