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手を取り合い、心を交わす

2月11日、マカッサル市内のホテルで「NIPPON DAY 2018」が開催されました。タイトルの「手を取り合い、心を交わす」は、今回のテーマです。

今年のNIPPON DAYのポスター。右の鯉の中に、スラウェシ島と日本があります。わかりますか?
ステージ発表では、ファッションショーやソーラン節、カラオケコンテスト、餅つき、NP(日本語パートナーズ)の澤野さんによる舞、バンド演奏、ダンスカバー等がありました。夜には、今年のメインゲストで、日本インドネシア国交樹立60周年親善大使の仲川遥香さんのトークショーもありました。

私達日本語パートナーズ(NP)は、昨年10月頃から実行委員として様々な準備をしてきました。日程、テーマ、会場、ステージ発表、チケット、ブース、ゲスト等を決めます。

4か月前から準備を始めたものの、年明けに急な会場変更があり、またゲストがなかなか決まらなかったために広告やチケットの完成もギリギリ……。イベント前日は「4時には設営が終わるので準備できます」と言われましたが、会場に行くとステージもブースもできていません。夜8時を過ぎても完成する気配のない会場……。

しかし翌朝には、見事にイベント会場が完成していました。インドネシアでは、物事はあまり予定通りに進まずいつもギリギリですが、最後は必ず何とかなります。それがインドネシアのすごいところです。

当日、NPはブース運営の他にファッションショーにも出演しました。NPが南スラウェシの伝統衣装バジュ・ボドを着て、インドネシア人が浴衣やコスプレで出演します。

ファッションショーの写真です。私達NPは南スラウェシの伝統衣装「バジュ・ボド」を来て参加しました。派遣校の生徒が盛り上げてくれました。たくさんの人に「一緒に写真を撮ってほしい」と声をかけられました。この日、私達はまるでミッキーマウスになったかのような気分でした。

派遣校の生徒たちがソーラン節を踊りました。前日の練習よりも声も大きく、決めポーズもばっちりでした。
一生懸命踊るみんなの姿を見て、思わず涙が出ました。もうすぐ離れるのがとても辛いです。

ブースでは、茶道体験、紋切り遊び、ぶんぶんごま作りをしました。おみくじも用意し、ブースに来た方々にやってもらいました。午後1時から7時までの6時間で200人以上に文化紹介ができました。普段の活動では、派遣校以外の人と交流する機会はほとんどないので、とても楽しかったです。

NPブースは大人気でした! 派遣校の生徒、先生もたくさん会いに来てくれました。日本イベントでは、アニメキャラクターのコスプレをした人も多く見ます。日本のポップカルチャーがよく親しまれていることがわかります。
ブースでは、Japan Foundationのパンフレット、日本語パートナーズの資料、
協賛企業さんからのボールペンも配り、私達の活動を大きくアピールすることができました。

イベント全体としては、当日券も含め用意した1500枚のチケットは完売、大盛況に終わりました。

日本で「マカッサル」の名前を知っている人はごく僅かです。しかし今回のイベントを通して、日本から遠く離れたこの場所で、こんなに多くの人が日本を愛してくれていると知りました。日本人として本当に嬉しいです。

準備が大変だった分、達成感も大きく、NP最後の大仕事を無事に終えられてよかったです。今後も日本とインドネシアの友好が続きますように☆

インドネシア7期マカッサルNPの5人。何かイベントがある度に5人の絆が強くなった気がします。NIPPON DAYも、みんなでアイディアを出し合い、協力して大成功を収めることができました。
実行委員のみなさんと。大変なことも多かったですが、外国の人と共に1からイベントを企画・運営したことは、とても貴重な経験になりました。Terima kasih banyak(インドネシア語で「ありがとうございます」の意味)
Writer
インドネシア 南スラウェシ州
松田 比奈さん

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