ブルネイに到着しました。日本語パートナーズとしての活動はまだ本格的には始まっていませんので、ブルネイの第一印象について紹介したいと思います。
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(その1)運転マナーがいい。
滅多にクラクションを聞きません。迷惑駐車も見かけません。そして歩行者に対するマナーがとても良いことに感心しました。信号のない横断歩道では、歩行者がいれば車は100%停まってくれます。
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(その2)治安がいい。
治安は良いとは聞いて、ブルネイにやって来ましたが、実際に町を歩いて実感しました。お店の外にまで商品が陳列されていますが、誰も盗まないのでしょうか?
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茶店の外に陳列されたドーナツなど
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雑貨屋の店外に置かれた商品
(その3)英語が堪能
ブルネイの公用語はマレー語ですが、バイリンガル政策をとっていますので、子供から大人までみんな流暢な英語を話します。流石にお年寄りは苦手のようですが、孫に習ってリスニングくらいは出来るそうです。
着任まもないある日、マクドナルドで列に並ぼうとすると、“I'm not in line. Please.”(私、並んでないわ。どうぞ)とトゥドゥン(ムスリム女性が頭部を覆うもの)をかぶった奥様に声をかけられました。何気ない日常の一言ですが、その自然な表現ときれいな発音を耳にして、ブルネイのすみずみにまで英語が浸透していることを実感しました。
日本語弁論大会がありました。前半は英語で日本文化を紹介する部門でした。ペッラペラの英語でした。質疑応答も積極的。日本の学生からは想像もできない光景だと言ったら怒られるでしょうか?
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いっぽうで町を見渡せば、アラビア文字(正しくはジャウィ文字)が溢れています。と言っても書いてあるのは「マレー語」で、ローマ字表記も併記されています。
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このように、英語を重視する一方で、マレー語では独自の文字も使います。不思議な情緒があってブルネイを魅力的にしていると思いました。