テト(旧正月)が明け、ベトナムでの活動も残り少なくなってきました。この先、学校で生徒と会える日数はどれくらいだろう、と考えることが増えた今日この頃です。
ベトナムのことをもっと知りたいと思い、この数か月で時間があるときに各地に足を運びました。その中で、このテト休暇期間中に訪れたサパは、ベトナムの大自然を満喫できて少数民族にも会えるお薦めの場所です。ハノイまで飛行機で2時間、そこからバスで5時間程度、中国との国境付近に位置する標高1600mの村です。日本から友人が訪ねてくれ、ともにゆったりとした時間を過ごしてきました。
サパ中心地には、民族衣装を着た人が集まり、手作りの洋服や布・小物を売っていたり、広場でおしゃべりしていたりと、少数民族の日常を身近で感じられます。このときは黒の衣装で身を包む人が多かったです。
サパの中心地です。昼も夜も少数民族の人で賑わいを見せます。
サパの見所は、郊外に広がる各民族の村や棚田を見ながらのトレッキングと、ベトナム最高峰のファンシーパンでしょうか。トレッキング中は、美しい棚田を前についつい足が止まってしまいます。
少数民族の村をトレッキングして回りました。棚田がとてもきれいでした。
少数民族の村、カットカット村です。のどかさと素朴さが感じられます。
ファンシーパンは、日本語の教科書で出てきて以来、気になっていた山です。現在はロープウェイと徒歩でも登ることができ、ロープウェイはギネス記録に登録されるほど長く、眼下に広がる棚田と山々を楽しめます。
15分ほどの空の旅で、まずは中継地点の駅を目指します。
ベトナム最高峰ファンシーパン3,143m。山頂までの道中には、お寺や大仏もあります。
南北に長いベトナムは多様性に富んでいて、同じベトナムでも違う国に来たような感覚にさえなります。今回は、普段聞く言葉と異なる方言や少数民族との交流、雄大な自然に囲まれ、改めてベトナムの奥の深さを実感しました。
ベトナムは、各地に見所とその地域ならではの特色があります。今回紹介したサパをはじめ、ぜひ実際に足を運んでみてください。