マレーシア4期の丸山です。先日、クアラルンプールで年に一度開催されるMATTAフェアという旅行商品を販売する国内最大級の旅行博に参加してきました。旅行業界に長く勤めていた私にとって、マレーシア人の旅行商品の消費動向や日本が観光地として彼らにどのように紹介されているかを知るツールとして以前より関心があったイベントです。入場料4リンギット(約120円)を支払うと、広大な展示会場で国内外各地の旅行情報の収集や、旅行商品の購入ができます。
会場は超満員でものすごい熱気に包まれていました。特に日本のブースは大盛況で、旅行が大好きなマレーシア人の中でも特に日本は関心の高い訪問地であることがうかがえました。ここ数年は日本の様々な自治体でムスリム観光客を取り込もうと、ムスリムフレンドリーレストランの紹介や祈祷室の設置など、ムスリム対応の様々な取り組みが行われているようです。
会場は様々な旅行商品とそれを買い求める人々で超満員!
任地に戻り、早速集めてきたパンフレットを生徒たちに見せると「わあ!」、「すごい!」、「きれい!」と歓喜の声が上がり、皆嬉々として色とりどりのパンフレットに見入っていました。好奇心旺盛な生徒たちからは「桜の季節はいつですか?」、「先生、“なまはげ”って何ですか?」、など次々と質問が飛び交います。
その後は彼らに日本の観光地の紹介を行うとともに、パンフレットを基に自分が行ってみたい観光地やそこでやりたいアクティビティーを組み込んだオリジナルの日本旅行を計画してもらい、「〇〇へ行きたいです。」「〇〇をしたいです。」「〇〇を食べたいです。」など色々なパターンの会話練習を行いました。
普段は文法の説明など、どうしても板書をノートに写す授業が中心になりがちなため、生の日本の情報に触れられる機会はとてもよい刺激になったようです。
今後も日本語パートナーズの活動を通じて、学校の生徒や先生たちが将来日本へ旅行してみたいと思えるきっかけをどんどん作っていきたいと思います。
日本各地のパンフレットを熱心に見入る生徒たち